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2019.05.19

ファッション

世界一の眼鏡店の代表に聞いた、40代が選ぶべきメタルフレームBEST3

見るモノ変わるメガネの世界
迫りくる老眼、ブルーライトとの戦い。年齢や時代とともに気になることが増えてきた目とメガネにまつわるアレやコレ。正しい知識と選択で、自分の視界も他人の視線もガラッと変わる。見るモノ変わるメガネの世界、ご覧あれ。
前回の記事で、今はメガネの選択肢が非常に多い時代だということがわかった。
しかし、選択肢が増えたということは、同時に「何をセレクトすればいいのか?」という迷いも増える。
そこで今回は、世界一にも輝いたメガネのセレクトショップ「GLOBE SPECS(グローブスペックス)」代表の岡田哲哉さんに、今、オッサンにオススメしたいメガネを聞いてきた。

顔に寄り添い、渋みを活かす「メタルフレーム」


「今人気のメタルフレームのメガネは、そのシャープなデザインがいい意味で主張をし過ぎない。なので、シワや日焼けで渋みを増してきたオーシャンズ世代の素顔をそのまま活かしながら、さり気なく個性をプラスするのに最適です」(岡田さん。以下カッコ内はすべて)。
主役をしっかりと引き立てる、さながらメガネ界の名バイブレーヤー。そんなメタルフレームから岡田さんオススメの3モデルをピックアップ。実際に岡田さんに掛けてもらいながら、その魅力を探る。
 

オススメ【1】素材を極めた上質シルバー
ゲルノット・リンドナーの「GL305」

アンティークアイウェアに対する豊富な知識と高度な技術から生み出された普遍的でクラシカルなデザインに、925スターリングシルバーを採用するブランド、ゲルノット・リンドナー。
9万1000円/ゲルノット・リンドナー(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
「一般的なメタルフレームよりもかなり細身で、メタルならではのスッキリさがより際立つモデルです。また細身に仕立てながらも、素材にはブランドこだわりの上質なスターリングシルバーを使っていて、高級感もしっかり」。
▼このメガネを掛けたらこうなる

「メタルが初めての人はこちらのボストン型が取り入れやすいかと。カジュアルでもビジネスでもシーンを問わず使えると思いますよ」。
 

オススメ【2】クラシックでカジュアルなセル巻き
ルノアの「01」

「これはメタルフレームに七宝でセル巻きを施したものです。異素材をミックスすることで、金属特有のテカっとした色みを抑えてあり、メタルフレームに抵抗がある人でも掛けやすい」。
6万円/ルノア(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
岡田さんがこういうこちらは、普遍的なデザインと堅牢で高品質なデザインを展開する欧米でも非常に高い評価を受けるドイツブランド、ルノアの逸品。
▼このメガネを掛けたらこうなる

「メタルフレームのなかでも、セル巻きならではのクラシカルな雰囲気が楽しめるのがこちらの醍醐味です。『カジュアルだけど、品がある』という絶妙な印象を表情に加えてくれる、オーシャンズ世代には打ってつけのモデルでじゃないでしょうか」。
 

オススメ【3】是非挑戦してほしいダブルブリッジ
グローブスペックスの「THE IRONSIDES」

グルーブスペックスのオリジナルアイウェア。ゴールドのフレームにはヴィンテージを彷彿させるエイジング加工を施し、現代っぽいシャープさと、クラシカルな雰囲気がバランス良くかけ合わされている。
3万円/グローブスペックス(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
「今、世界で流行中のダブルブリッジをメタルフレームで落とし込んだ変わり種です。恐らくダブルブリッジと言えば、ミリタリーのパイロットグラスのような少しやんちゃなイメージがあると思いますが、こちらはエイジング加工を施したゴールドに小振りなデザインのため、意外とサラッと掛けられます」。
▼このメガネを掛けたらこうなる

「既にベーシックなメタルフレームをお持ちの方は、このようなトレンドもので遊んでみるのもオススメですよ」。
 
自分に似合うメガネを選べるようになるのも、大人の嗜み。まずは顔に寄り添い、活かしてくれるメタルフレームで、37.5歳からのメガネライフをスタートしてみようではないか。
次回は、岡田さんがプッシュする「トランスペアレントカラー」のメガネを紹介してもらう。んっ? トランスペアレントって、なんだ!?
[教えてくれた人]
岡田哲哉さん
世界各国のさまざまなアイウェアブランドを販売する「グローブスペックス」の代表。毎年イタリア・ミラノで開催されている世界最大規模のアイウェア展示会で世界一の眼鏡店を選出するBESTORE AWARD 2017、2018の最優秀賞を受賞。ファッション好きからの信頼も厚い、日本が誇るメガネマイスターだ。
 
黒澤卓也=取材・文


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