ずっと一緒だと、相手が怠け者に見えてくる?
ただ、ずっと同じ空間にいることの弊害もあるようだ。夫婦ユニットとはいえ、役割分担が異なるため、忙しさのピーク時間帯はバラバラ。それゆえ「相手が怠け者に見えてしまうときがある」とのりこさん。
のりこさん「例えば、私が早起きして仕事をしているときに、夫はひとりで寝てたりする。そういうときはイラっとしますね」
ジュンイチさん「いや、こっちは夜型だからさ」
のりこさん「一度、寝過ぎじゃない?って聞いたら『睡眠学習してるんだ』って言うんですよ。なんかね、そういう“のび太的なとんち”がやたら利くんです、この人。私、ドラえもんを見ているとイライラしてくるんですけど、夫の行動がのび太と重なるからだと最近気づきました」。
ジュンイチさん「いや、何もしてないわけじゃないよ」
のりこさん「え?」
ジュンイチさん「え?じゃないよ!」
と、手厳しいのりこさんだが、一方で、ジュンイチさんに感謝もしている。
のりこさん「私、人にものを頼むのが苦手なんですよ。それは会社員時代からで、人に任せることができずにひとりで抱え込み、疲れてしまうことがあった。でも、今は夫にいろいろと頼めるようになりました」
ジュンイチさん「仕事を分け合えるようになったよね」
のりこさん「身内なので、多少雑に仕事を振ることもできるじゃないですか。それは夫婦でやる大きなメリットですね。たとえば、夫は文章が得意なので、雑誌や書籍の仕事で私が書いた原稿をチェックしてもらったり、互いの不得手を補い合えていると思います」
3/3