アウトドアがかつてないほどに関心を集め、第2次キャンプブームの到来とも言われている。そんな中、ファミリーキャンプには飽き足らず、ソロキャンプを楽しむ男たちが、少しずつ増えているようだ。なぜ、彼らはあえてひとりになり、どのように楽しんでいるのだろう? ソロキャンプの達人にその魅力を訊いた。
会社員 難波 広さん(54歳) ソロキャンプ歴:5年1965年生まれ、神奈川県出身。海外出張も多く多忙を極めるなか、ソロキャンプの時間を設ける難波さん。奥さまは大型自動二輪免許、娘さんは中型自動二輪免許を保有するバイカーファミリーで、ソロキャンプへの理解もあるというから羨ましい。
「BMW」のR1200GS
現在の愛車であるR1200GSは、高速道路も険しい山道も快適に走破できる頼もしいやつ。パリ・ダカの常連で、高い人気を誇るのも納得。キャンプグッズを収納するパニアケースは武骨なアルミニウム素材のものを選んだ。
「EPI」のクッカー
現在では日本国内で企画生産されているEPIの製品。こちらはコンパクトに収納できるクッカー。超軽量で高い耐久性を誇るチタン製。幅広いメニューや調理法に使えるよう、胴の深いものから浅いものまでを用意している。
「EPI」のガスランタン
LEDランタンの電池切れに対応するため、予備として携行しているEPIのガスランタン。ガスカートリッジにバーナーを直接取り付ける技術を開発した、英国発祥の老舗アウトドアギアブランドだ。
「EPI」のバーナー
同一カートリッジで使い回せるよう、バーナーはランタンと同じEPIのものを使用。1980年に生まれ、改良を加えながら進化してきたアルパイン・ストーブは、使い勝手が良くコンパクトに収納できることがバイカー的選択だ。
ノーブランドのコット
快適な睡眠を得るために欠かせないコット。バイクに搭載するから、とにかくコンパクトに収納できて丈夫なことを重視している。シートはすっかり退色してしまっているが、それは長年愛用して、ハードな環境を耐えてきた証しだ。
石井文仁=写真 高橋庄太郎=文 川瀬拓郎=編集・文