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2019.04.12

ファッション

フェラガモのスケスケ革靴は熟練職人のハンドメイド仕立てだった

スニーカーと革靴。僕らの興味が尽きない理由は、どちらにも男心をグラリと動かすロマンがあるからだ。
前者は連載【スニーカー世代を刺激する「一足触発」】で大いに語られているところだが、後者はサルヴァトーレ フェラガモが手掛けた最新作が改めて教えてくれる。
確かに革靴なのだが、よく見れば革を縫わずに“編んで”仕立てた、まるでアートピースのような紳士靴だ。熟練職人によるオールハンドメイドだというから、その技術力には舌を巻くばかり。そう、この革靴を生んだのは“人の手”。
サルヴァトーレ フェラガモが手掛けた最新作、縫わずに“編んで”仕立てたアートピースのような紳士靴だ。
アッパーだけでなくソールまでリラックス感満点! 13万円/サルヴァトーレ フェラガモ(フェラガモ・ジャパン 0120-202-170)
ゆっくりと時間をかけて、人から人へ伝承されてきた匠の技をここに見て取ることができる。しかも本作は革靴につきもののムレとは無縁、ラバー製の超軽量ソールを装着し、快適極まる履き心地だ。
隅々まで眺めてしまう人の技。これだから革靴の世界は面白いのだ。
 
鈴木泰之=写真 柴山陽平=スタイリング 加瀬友重、髙村将司、実川 実=文


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