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2019.04.03

時計

無駄を排した超ストイックなデザインから見えてくる、時計本来の魅力

感性に任せて選ぶ、大人のためのカジュアルウォッチとして「オーシャン」「レトロ」「ユニーク」「シンプル」「パステルカラー」「テクノロジー」という6つのキーワードでセレクト。あなたのワードローブに加えるべき時計を自由なフィーリングで見つけて!

静かなデザインに潜む、作り手の美学

腕時計「エフ」/イッセイ ミヤケ ウオッチ
腕時計「エフ」SSケース、39mm径、クオーツ。3万2000円/イッセイ ミヤケ ウオッチ(セイコーウオッチ 0120-061-012)、ニット3万4000円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)、 デニム2万4000円/RHC(RHC ロンハーマン 045-319-6700)
プロダクトデザイナー、岩崎一郎氏が手掛けるミニマル時計のニューカラー。これはモーニング・グレーと名付けられ、朝もやをイメージしたもの。透明感のあるグレーはありそうでなかった絶妙な塩梅で、実に大人っぽいじゃないか。
 

飾らないデザインで静かに主張する

「クラシックロゼリン」/ダニエル・ウェリントン
「クラシックロゼリン」SSケース、40mm径、クオーツ。2万2000円/ダニエル・ウェリントン(ダニエル・ウェリントン 原宿 03-3409-0306)
お馴染みのブランドロゴとバーインデックスのみのプレーンな文字盤。ポリッシュケースとルビーレッドのストラップが織り成す絶妙なコントラスト。スウェーデンブランドらしい過剰に飾らないデザインが、時計全体から漂う。薄型時計なので、着け心地もいい感じ。
 

アイコニックな“太陽”が輝くアートケイ

「ミュージアム クラシック」/モバード
「ミュージアム クラシック」SSケース、40mm径、クオーツ。6万5000円/モバード(栄光時計 03-3837-0783)
正午の太陽を意味する12時位置の大きなドットが、とことんアイコニック。バウハウスの後継者、ネイサン・ジョージ・ホーウィット氏による1947年の原画をベースとした1本であり、シンプルをアートにまで昇華させた“作品”と呼ぶべきもの。
 

計算し尽くされたディテールを知らずとも……

「マックス・ビル エディション 2018」/ユンハンス
「マックス・ビル エディション 2018」SSケース、38mm径、クオーツ。8万9000円/ユンハンス(ユーロパッション 03-5295-0411)
「バウハウス最後の巨匠」と呼ばれたマックス・ビル氏のデザインを今に伝える。視認性を追求したインデックスのフォントやふっくら盛り上がったドーム型風防など、ディテールにこだわりを見せるが、何よりも見た目の潔さがツボ。
 

ノーマルだけど、ノーマルじゃない

「エクストラ ノーマル グランデ」/ノーマル
「エクストラ ノーマル グランデ」SS(イエローゴールドIP加工)ケース、38mm径、クオーツ。2万7500円/ノーマル 03-6804-1703
存在感のあるゴールドカラー以外はノーマルな面持ち。と見せかけ、上層の文字盤に開いた時針代わりの窓が下層の数字を覗かせる、2重の文字盤を備える。時計の既成概念を、鮮やかに裏切ってみせた1本。
 

蘇らせる煌びやかなイタリアンデザイン

「1960 オートマチック」/ロックマン
「1960 オートマチック」SS(ローズゴールドIP加工)ケース、42mm径、自動巻き。7万7000円/ロックマン(ロックマン ジャパン 03-6264-5552)
ローズゴールド×ブラックのコンビネーションが、華やかさをストレートに表現する自動巻きモデル。イメージソースとなったのは、煌びやかなイタリアを象徴する1960年代。かの地に本拠地を置くブランドらしい、ファッション的なアプローチに酔いしれたい。
 
渡辺修身=写真 柴山陽平=スタイリング 菊地 亮=文


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