感性に任せて選ぶ、大人のためのカジュアルウォッチとして「オーシャン」「レトロ」「ユニーク」「シンプル」「パステルカラー」「テクノロジー」という6つのキーワードでセレクト。あなたのワードローブに加えるべき時計を自由なフィーリングで見つけて!
色の変化で知る、時の流れ
オーロラから着想を得た2枚のグラデーションディスク。それぞれが回転し、2つの色の変化によって時刻を表すというなんとも不思議な仕組み。その色の経過を眺めるだけでも楽しくなること間違いなし。ちなみに写真は10時10分頃。
詩的に表現するワンハンド
24時間で針が1周するワンハンド機構を、太陽(12時位置)と月(6時位置)を思わせる2つのサークルで詩的に表現。針が真上を向けば正午を、真下なら午前0時を指す。経年変化が楽しめるイタリア製オイルドレザーストラップを採用している点も大きな特徴だ。
あえて視認性を投げ捨てるアイロニー
時分針の代わりに2つの四角い物体で時間を表示する。しかもジャカードを模した文字盤のグリッドパターンが、時とともに変化。このわかり難さこそが、アイロニカルなブランドの真骨頂だ。時間に追われないことの大切さを問う。
時計の概念を覆す文字の羅列
一見不規則に思えるアルファベットの羅列だが、ケース右側のボタンを押すと特定の文字が点灯。それを読み解けば、現在時間がわかるという寸法だ。さらにケース四隅のドットが1分単位で光るので、写真の場合は現在2時13分を示している。
触ればわかる、そのありがたみ
立体的なインデックスと2つのボールのおかげで、見ずとも触って時刻を判別。ケースサイドのボールが時を、文字盤のボールが分だ。視覚障碍者を思って生まれた1本だが、その温かいコンセプトは、すべての人を幸せにするはず。
ロボ?いえ、インダストリアルな時計!
まるでロボットのような風体だが、れっきとした時計である。横に並んだ3つのデジタルメモリが、それぞれ左から1時間単位、10分単位、1分単位で積み上がっていく。ドイツのインダストリアルデザイナー、アルマン・エマミ氏とのコラボ作だ。
渡辺修身=写真 柴山陽平=スタイリング 菊地 亮=文