感性に任せて選ぶ、大人のためのカジュアルウォッチとして「オーシャン」「レトロ」「ユニーク」「シンプル」「パステルカラー」「テクノロジー」という6つのキーワードでセレクト。あなたのワードローブに加えるべき時計を自由なフィーリングで見つけて!
今回は、ジーンズやクルマと同じように古く佳き趣にグッとくる「レトロ」なカジュアルウォッチをご紹介。
今の装いにも寄り添うヴィンテージクロノ
文字盤デザインやケース、ベルト、さらには針の形状にいたるまで、自由にアレンジすることができるカスタムブランドの1本。テレメーターとタキメーターのメモリ、柔らかなクリームイエローのダイヤルがスポーツクロノグラフの原点を呼び起こす。
45年の時を超える“タイムマシン的”腕時計
45年前に発表された太陽電池搭載のプロトタイプを、デザインはそのままに最新の光発電エコ・ドライブで再現した意欲作。レトロポップなダイヤルデザインやカーブを描くケースなど外見だけでなく、内面にも“タイムマシン的”なコンセプトを秘めるのだ。
問答無用のクラシカルな佇まい
ピンクゴールドカラーのケースにシルバーダイヤル、それに小窓とポインターで表示するトリプルカレンダー。ダイヤル下部にムーンフェイズをレイアウト。ヴィンテージウォッチのような佇まいが、有無を言わさず物欲を刺激する。
タフに生まれ変わった名作ミリタリー時計
軍用時計の代表格が、タフなテキスタイルストラップを備えてリボーン。ざらっとしたサンドブラスト加工の小径ケースや、男クサい“ならでは”のダイヤルデザインがナイス。リュウズを手巻きする動作でもレトロな趣が味わえる。
光の色が進化を語る永遠のレトロモダン
現代のLED技術を用いて、1976年発表の発光ダイオードモデルを復刻。かつて赤でしか再現できなかった光の色を、鮮やかなオレンジに変貌させた。フランスの大御所デザイナー、ロジェ・タロンの造形は今も色褪せない。
画期的な防水時計が、より堅牢に、上品に
1950年代にいち早く防水・防塵性を備えた名機には、普遍的な機能美が宿る。当時のケースはメッキ加工された金属を使ったが、本作は堅牢なSS製。さらに、リザード型押しのレザーベルトで上品さもプラスする。
渡辺修身=写真 柴山陽平=スタイリング 菊地 亮=文