37.5歳のファッション・データバンク
数値化できないファッションの気分を、できるだけ具体化させるために街ゆく約500人のイケてるオッサンに聞いてきた。そこから導いた8つの「37.5歳のリアル」を1分で。
大人に古着がまたキテる?
「90年代ブームの流れから古着がまた注目されている」という声をよく聞くけど、それってホント? 若い子たちの話でしょ? と思っていたら、どうやら違うみたい。全国の街角でリサーチしてみると、大人でも「実は古着です」という人がたくさんいたのだ。
その数を見てみると、古着を愛用している37.5歳はなんと昨対で142.9%に増えている。
でも、若い子たちやかつての古着好きたちと違うのは、“いかにも”じゃないことだ。聞かなきゃ古着だと気が付かないけど、うまく古着の個性をコーディネイトに取り込んでいる。
そんな彼らを「隠れ古着」派として、着こなしのマイルールを聞いてみた。
「隠れ古着」派の着こなしマイルール
①とにかくシンプルに!
アクの強い古着をさらっと着こなすために野本篤則さんが注意しているのが「とにかくシンプルに!」というマイルール。古着で手に入れたスケーター風のコーデュロイパンツにはオーラリーのトップスを合わせて、どこかトレンド感も漂わせる。アースカラーでまとめたカラーコーデもウマい!
②37.5歳からは穴あき厳禁!「オッサンがボロボロの古着を着ていると貧相に見える」と話す三瓶洋介さんの着用古着はパンツ。ほつれなどダメージは味として楽しみつつも、目立つ穴などは自分でリペアすることでキチンとした印象をキープしているのだそう。
③ハイブランドと合わせる
古着のミリタリーコートを上品に着こなす平山喜久さん。彼のこだわりは、ハイブランドの力を借りて古着の野暮ったさを中和するというもの。最近はメゾン マルジェラと合わせるのがお気に入りなんだとか。
④古着は1日1点!
ブラックコーディネイトにプルオーバーの古着シャツを挿した植原恒次さん。古着は1点使いに留めてスタイリングのアクセントにすると、こなれた雰囲気が出るとのこと。また、古着の楽しみについては、「こまめに古着屋を回るのが醍醐味!」と語ってくれた。