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2019.02.15

かぞく

いざ離婚、君は子供に「何かあったらいつでも飛んでいく」と言えるか

イラスト
連載「オーシャンズ X :幸せな離婚編」vol.5
「離婚したんだ」と話せば大抵は憐憫の眼差しを向けられるだろう。だが、長い目で見ると必ずしも不幸な出来事とは限らない。バツは見方を変えるとX(エックス)という“未知数“を表す記号にもなるのだ。1/3組が離婚すると言われている今、本連載では「幸せな離婚」について論究していく。
「オーシャンズ X :幸せな離婚編」を最初から読む
子供を持つ夫婦にとって、離婚時に子供に負担をかけないようにと懊悩するのは世の常。だが、本当に子供の立場になって考えられているか、今一度、いや何度でも立ち返りたい。
離婚の理想は子供が大人になったとき。そこまで待てないなら?
例えば離婚を考えたとき、どのタイミングで離婚するかは悩むだろう。そんなとき、苗字が変わることを考慮して小学校に上がるタイミングで離婚するのを待つ夫婦も多い。
だが、夫婦問題カウンセラーの高橋知子さんはこう語る。
「苗字が変わることを周りのお友達から指摘されないように、子供が小学校に上がるタイミングで離婚を考える夫婦もいます。ですが子供にとっては、環境が変わるうえに両親の離婚が重なることは大きな負担になることを想像しなくてはなりません」。
子供にとって、夫婦の不仲の原因は直接的に自分とは関係のないこと。見方によっては、離婚によって理不尽な状況に追い込まれる被害者と言っていい。
「離婚を決めるにあたっては、子供の年齢というのはすごく大事です。多感で愛情を注ぐ必要のある小学校1年生のときは特に配慮が必要です。子供のことを考えるのなら、分別が付いて自立できる18歳くらいまで待ってほしいというのが本心です」。
では、いつになったら離婚できるのか。そこまで辛抱強く待てる夫婦もいるかもしれないが、そこまで待てないというのが離婚を望む多くの男女の本音だろう。そんなときは、思慮深いケアができるかどうかがとても大切になってくる。


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