1000円以内で満腹・満足。買い物がてらつい寄っちゃう地元のB級グルメ

休日、限られた時間で最大限のトレダカを確保したいショッピング。無駄な時間は過ごしたくないが、腹は減る。腹が減りゃ買い物という戦もできぬ。
というわけで、「地元のいい店自慢」をしてくれた面々に、地元で信頼できる「早い、安い、美味い」という、買い物にB（est）級な店を教えてもらった。
 

高畑 誠さん（A_UNN PRプレスチーフ）が寄っちゃう
新潟のB（est）級グルメ

「めんくま　チャーシューメン」850円［税込］

新潟には濃厚味噌からあっさり醤油まで、多くのご当地ラーメンがあるけれど、高畑さんがこの店をイチオシした理由とは？ 「ここのラーメンはチャーシューが薄く柔らかいので食べやすいのがいちばん気に入っていますね。普段は僕、チャーシューメンは食べないのですが、ここは別！」。
生姜を効かせた長岡生姜醤油ラーメンの中でも、ラーメン めんくまは生姜が前に出過ぎず、程良い香りを楽しめるところも高畑さんのお気に入り。生姜が消化を助けてくれるので、胃もたれを気にするオッサン世代にもオススメなんだとか。

 

「とんかつ政ちゃん　タレカツ丼」　970円

新潟のご当地メシとして、ラーメンに次いで有名なのがタレカツ丼。高畑さんがとんかつ政ちゃんに通う理由は、ホスピタリティの高さにあるという。「寝ている子供を連れて行った際、座敷で寝かせるための小さな布団を用意してくれたのが印象的でした。大人になると味はもちろん、こういう面でも店の良し悪しを判断することが増えましたね」。つまり、家族でのショッピングのランチに打ってつけってコト。
初めて食べたときに衝撃を受けたというタレカツ丼は、ご飯の中にもカツが隠れている2段構造。カツの脂を緩和するカニサラダを一緒にオーダーするのが高畑さんの定番だ。

 

武田裕二郎さん（キート/ミスターエブリデイデザイナー）が寄っちゃう
富山のB（est）級グルメ

「ラーメンの翔龍　チャーシューメン」　850円［税込］

「ここは中学時代の思い出の店なんですよ」と話す武田さん。「友達の家が近くだったので、遊びに行くと必ず立ち寄ってました。当時はチャーシューの脂身が無料でもらえたので、それを使って自宅でチャーハンを作ったこともあります」。
ということで、ラーメンの翔龍のイチオシはチャーシュー。富山発祥のラーメン、「富山ブラック」に合う肉厚のトロトロが激ウマで、通いたくなるのもよくわかる。もちろん、武田さんがいつもオーダーするのは、そのチャーシューをたっぷり使ったチャーシューメンだ。

 

中根吉浩さん（フリープランナー）が寄っちゃう
愛知のB（est）級グルメ

「味仙　台湾ラーメン」　630円［税込］

飛び抜けた個性のローカルフードが揃う名古屋。中根さんが紹介してくれたのは、そんな名古屋めしのひとつ「台湾ラーメン」を考案した味仙。「1人で行くよりも、出張などで仲間が多いときによく利用しています」と話すとおり、メニューが豊富なので友達や家族と買い物に行ったときに立ち寄る店としてオススメだ。
台湾ラーメンは大量のニンニクや唐辛子を使っているのが特徴だが、辛さは調整できるのでご安心を。かくいう中根さんも辛いものは好きだけど得意ではないらしく、オーダーするのはもっぱら、辛さ控えめの「アメリカン」。

 

名村恒毅さん（ITONAM Inc.代表）が寄っちゃう
兵庫のB（est）級グルメ

「ステーキハウス ろーいん　ステーキセット」　992円

美味い肉が食べたいという人にオススメなのがこちらのステーキ。全国和牛能力共進会で総合優勝した「鹿児島ビーフ」を使っており、「1度食べると病みつきになる中毒性があります」と名村さんも太鼓判。さらに彼を虜にしたのが。鉄板の上でジュワジュワと音を立てる芳しい特製のステーキソース。その香りに食欲をそそられるんだとか。
「子供の頃、頑張ったご褒美に連れて行ってもらった」と話す名村さん、今では胃もたれを気にしてサラダを一緒にオーダーするのがお決まりだとか。

 

「もっこす 総本店　中華そば」　800円［税込］

神戸のヒップホップシーンでは知らぬ人はいないと言われるラーメン屋。もちろん、名村さんもクラブ通いに明け暮れていた学生時代に通い詰めたそうだ。クラバーを惹きつける理由の1つが営業時間。「24時間営業なので、朝まで遊んだシメに最適なんです」と名村さん。とんこつと魚介が効いた濃厚なスープの合わせ技は、一度食べると忘れられない味なんだそう。
チャーシューたっぷりの中華そばは、今も名村さんの心を掴んで離さない地元のソウルフードだ。

【番外編】
西野大士さん（にしのやディレクター）が寄っちゃう
兵庫のB（est）級グルメ

「淡路島 林屋　特上寿司」　3500円

値段の満足度もさることながらネタのボリュームも大満足の林屋西野さんが教えてくれた地元メシは、寿司屋。「寿司なんて安くないじゃん！」と思うなかれ。こちらの林家は、鮮魚店が経営しているので非常にリーズナブルに絶品寿司を味わえるのだ。「淡路島の由良で取れたウニは鮮度抜群で、地元でしか味わえない鮮度の高さで最高！」と語るとおり、林屋で出すネタは、明石海峡でその日の朝に取れた魚介類を使用。
大人になってから通い始めたという西野さん同様、美味いものを知ったオッサンにこそ味わってもらいたい、兵庫県が誇る安くて美味い名店なのである。
買い物の味方となる3拍子揃ったメシ屋はいくつ知っていても困らない。無駄なくショッピングを楽しむために、ファッションプロたち推薦の店でリーズナブルに腹を満たしてはどうか。