OCEANS

SHARE


そんな彼女の趣味はアクセサリー作り。
「ピアスの穴は開けていないので、気に入ったピアスをイヤリングに改造しているうちに、一から作るようになりました」
アクセサリー
左がイヤリング、右がピアス。
好きな食べ物はスイカで、一昨年の誕生日にはそれを知っている友人たちからスイカをもらったらしい。
史絵さんとスイカ
満面の笑みを浮かべる史絵さん。
さらに、お菓子やケーキ作りもプロ級の腕前だそうだ。従って、毎週火曜日には史絵さんお手製のお菓子やデザートメニューが食べられる。
お客さんと看板娘
「はい、どうぞ〜」。
女性客が「さすが、みんなの史ちゃん」と大喜びしている。それもそのはず、愛情がたっぷりと詰まった一皿なのだ。
手作りクッキー
名前付きのクッキーセット。
また、知人のお祝い事や誕生日にはオリジナルのケーキも用意する。
手作りケーキ
近所の居酒屋オーナーの結婚パーティーで披露した渾身のケーキ。
これまた近所のラーメン店店長の誕生日に作ったというラーメンケーキもすごかった。
ラーメン風ケーキ
海苔だけは本物。
店長の彩貴さん(32歳)に史絵さんについて聞くと、「細やかな気配りができるので、男性客からも女性客からも愛されていますね」との答えが返ってきた。
看板娘の働く様子
もちろん、店長からも愛されている。
確かに、働く様子を見ていると常に調理の手を動かしつつも、カウンターの客の会話をちゃんと聞きながら時々相槌を打っていた。
お菓子作りが好きだと聞いてインドア派かと思いきや、意外にも史絵さんはサーファーでありバイク乗りでもあった。愛車のCB400SSは友人から5万円で譲ってもらったそうだ。
バイクと看板娘
2001年に発売されたホンダの名車。
史絵さんが言う。
「東京に引っ越したときは幼馴染しか友達はいませんでしたが、ここで500人ぐらいできたと思います。本当に家みたいなお店なので、私は『いらっしゃいませ』じゃなくて『お帰りなさい』と言っているんです」
カウンターからは「2週間前に彼女と別れたから、買ってあったディズニーのペアチケットを知り合いにあげた」という男性客の話が聞こえてきた。
出会いもあれば別れもある。しみじみとしたところで、お会計。最後に読者へのメッセージをお願いします。
直筆メッセージ
やはり、スイカは外せない。
取材協力】
サンダルキッチン
住所:東京都杉並区阿佐谷南3-37-3 第四志村ビル202
電話番号:03-5347-2464
www.facebook.com/sundalkitchenasagaya/
石原たきび=取材・文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。