セットアップは超簡単。ブラウザ経由で表計算や文書作成も快適に
手元に届いたクロームブックを触ってみて、最初に感じたのはセットアップの簡単さだ。通常、PCのセットアップといえばさまざまな初期設定や、必要なアプリのインストール作業に結構な時間を取られるものだが、クロームブックの場合Googleアカウントを持っていれば、Wi-Fiに接続後、IDとパスワードを入力するだけで基本的なセットアップがほぼ完了し、すぐに使える状態になる。
このように短時間でセットアップできる理由のひとつは、クロームブックに搭載されているChrome OSが、Webブラウザ(Chromeブラウザ)経由でさまざまなサービスを利用することを前提としたOSだからと言える。
デスクトップ画面はWindowsのそれとよく似ており、画面の下にはよく使用するアプリの一覧が表示されている。Windowsの場合、アイコンをクリックすれば対応するアプリが起動するわけだが、Chrome OSではGmailのアイコンをクリックするとブラウザ上でGmailのサービスが呼び出される。つまり、基本的にはブラウザだけで作業を済ませる仕組みになっているわけだ。
ちなみに、文書作成をしたいなら「ドキュメント」、表計算なら「スプレッドシート」というように、やはりブラウザで提供されるGoogleのサービスを利用する。作成したファイルの保存も、オンラインストレージの「Googleドライブ」で行うのが基本だ。
これらのサービスは、Googleアカウントを持っていれば無料利用も可能なので、アプリにかかる費用は格安に抑えられる。おそらく個人向けなら、クロームブックの本体価格だけで、たいていの用事が片づけられるだろう。
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