プロセッティングの「フェニックスカントリークラブ」でプレー!
オーシャンズゴルフ部のみなさん、明けましておめでとうございます(遅め)。平成最後の冬となった本年、ゴルフの目標&展望はどんな感じだろうか。
今年は常に90台で!というアベレージゴルファーから片手シングルを目指す上級者までそれぞれの目標をお持ちだと思うが、この時季、ラウンドはちょっとお休みというのは共通しているかもしれない。
「ゴルフ場って冬はクローズするところが多いし」「冬枯れの芝はさびしいし」「そもそも寒すぎて関節痛めるし」……うーんそれ言い訳かな?とは言わないでおこう。リクツはわかった。暖かければいいのだね? 芝が青ければいいのだね?
はいドーン!
このコース、ハワイでもオーストラリアでもない。正真正銘、日本のゴルフコース。宮崎県が誇る名門コース、フェニックス・シーガイア・ リゾートの「フェニックスカントリークラブ」である。
もちろんその名を聞いたことがある人も多いだろう。ここで毎年11月に開催される「ダンロップフェニックストーナメント」は、1974年から実に45年間続く歴史ある大会。プロゴルファーからの評価もきわめて高い。
さてそもそもなぜ冬のラウンドを、それも宮崎をおすすめするのか? それにはこんな理由がある。
①“ゴルフのカン”を鈍らせない。
②気候が温暖で無理なく身体を動かすことができる。
③海外に比べ行程も費用も手軽。
そう、冬の間も継続してラウンドすれば、必ずやあなたのゴルフはレベルアップするはず。「フェニックスカントリークラブ」の魅力、そしてコースのある「フェニックス・シーガイア・リゾート」の魅力を知れば、あなたの冬のゴルフライフは大きく変わるに違いない!
イメトレ重要。トッププロたちのプレーを観戦
さっそくコースでプレーを!とはやる気持ちはわかる。わかるが、何せ「フェニックスカントリークラブ」は国内屈指の名門コース。ましてやさほど練習熱心ではないゴルファーが丸腰で向かっても返り討ちに遭うのは必至である。
2018年11月18日、第45回「ダンロップフェニックストーナメント」の最終日を観戦する機会を得た。実際の練習に加えてイメトレも重要。そう、トッププロのプレーを間近に見て、いいイメージでラウンドに臨もうというわけだ。
清々しい天気のなか、いざ「フェニックスカントリークラブ」へ。大会は「高千穂」の9ホールをアウトコースに、「住吉」の9ホールをインコースとして使用する。ここで国内外84名のトッププロたちが戦うのだ。
昨年全米オープン連覇、全米プロ優勝と乗りに乗っているブルックス・ケプカも出場。ちなみにケプカは宮崎牛の大ファンだ。昼はクラブハウスの「宮崎牛の牛丼」(特別に卵抜き)を、夜はフェニックス・シーガイア・ リゾートのフラッグシップホテル「シェラトン・グランデ・ オーシャンリゾート」内の「ふかみ」 で宮崎牛の鉄板焼きを存分に味わうのだとか。
そのケプカを発見!
宮崎牛のおかげだろうか、スイングが実にパワフルだ。そのほか松山英樹、石川遼と有名どころを拝んでおく。
最終日だったので、優勝争いが予想される最終12組とその前11組、さらにその前の10組を中心に観戦を続ける。
最終組の若手プロ堀川未来夢、ベテランのブレンダン・ジョーンズがスコアをじりじりと伸ばし、この2人の勝負になりそうだった。
しかし、この日のベストスコアとなる8アンダーの63をマークした10組の市原弘大が、通算15アンダーの首位タイで先にホールアウト。そして最終組首位タイだった堀川が、18番ホールでパーパットを外しボギー。この瞬間、市原の優勝が決定したのであった。劇的な幕切れ。
市原はプロ17年目の昨年6月、「日本ツアー選手権森ビル杯」で悲願のツアー初優勝を遂げた苦労人だ。ギャラリーからはもちろん、同じトーナメントを戦ったプロたちからも温かい祝福を受けていたのが印象的だった。
ちなみに会場内には宮崎のグルメが集う「DPTマルシェ」(市場の意味)が並び、 宮崎牛のステーキ丼や宮崎地鶏の焼き鳥など、 地元ならではの味を楽しむことができる。 大会で使用していない日南コースの美しい緑のフェアウェイにも、 多彩な屋台やキッズコーナーなどが展開。 また渡辺司プロの解説付きパブリックビューイングが行われるなど 、ギャラリーにフレンドリーな大会となっているのだ。
プロゴルファー、それもトッププロたちのプレーを間近に見た感想は圧巻のひと言。もちろんプロとてミスはするが、何しろスイングスピードが全然違う。実際に観戦しないと、男子プロが打つボールの本当の凄みはわからないと思う。
そしてどの選手もおしなべてグリーン周りが巧い。ラフに埋まったアプローチやアゴの高いバンカーからのリカバリーショットの巧さたるや……。「なんでそんなに簡単に打てるんだ!」と嘆息しきりであった。ともかく最上級のイメージトレーニングは終わった。あとは良いイメージのまま、このコースを楽しむだけである。
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