本誌看板モデルとして、読者世代の心を掴んで離さない街男ユースケと海男マーシー。 今月号の「パパラッチ特集」で誌面を飾る皆さんの勇姿を見て、2人は「みんながみんな格好良すぎる!」と大興奮。全国各地で捕獲した猛者たちのお洒落を、街男&海男それぞれの目線で熱く語らいました。待ちゆく洒落た大人の「着こなし&ブランド」を紹介した前回に続き、今回は「色使い&アイテム使い」にフォーカスした中編をお送りします。 左●街男 平山ユースケ Age 48 右●海男 三浦マーシー Age 48
【色使い編】
コート/インバーティア、ニット、デニム、ニットキャップ/すべてモート、靴/レインボーサンダル、メガネ/レスカ・ルネティエ海男 マーシー 共感! 田月大介さん Age 40 「潮焼けしたような色や風合い。こんがり日焼けした肌にも似合う淡いトーンは、海男としては冬場であってもハズせない」(三浦)。田月さんの着る、英国の老舗が手掛けるダッフルコートのキャメルや、全体的に絶妙な色落ちを見せるジーンズがまさにそれ。マーシーも大好物の淡い色の組み合わせだ。 さらに覚えておきたいのは、レインボーサンダルのこげ茶スリッポンのように、靴に重い色を持ってくること。足元にポイントを作ることで着こなしに安定感が生まれるのだ。「寝癖隠しとしても休日は必須のニットキャップで、さりげなく色遊びというのもサーファー的にはお約束ですね」(三浦)。
コート/ジル・サンダー、中に着たセットアップ/ヨウジヤマモト、スニーカー/コンバース街男 ユースケ 共感! 若井知尚さん Age 49 「ブラック×オリーブ。これも街男的ゴールデン配色」(平山)。ユースケが太鼓判を押す、若井さんの着こなしで見習いたいのは、それぞれの服にしっかりモードな薫りがあるところ。例えば、ヨウジヤマモトのセットアップは、パンツの太さや丈感が絶妙。そして、ジル・サンダーのロングコートは、あえてライナーをコートにしたようなデザイン。 「色使いのみならず、個性のある服がしっかり活きている。抜け感のある白コンバースも好印象。上から下まで、熟練の技が冴えてます」(平山)。
コート、パンツ/ともにパイン、ニット/古着、靴/古着、サングラス/ゾフ街男 ユースケ 共感! 新垣隆太さん Age 30 ロング丈のベルテッドコート、編み地に特徴のあるニット、そしてカットオフしたパンツ……。全身をチャコールグレー→ブラック→ライトグレーといった具合に、トーン・オン・トーンでまとめた新垣さんのコーディネイト。 「コンクリートジャングルの都会に似合う、街男好みな無彩色というのも高ポイントですが、見事なのはアイテムそれぞれの素材感を変えて、着こなしに表情を生んでいるテクニック。もはや30歳とは思えない、大物感が出てます。末恐ろしい洒落者です、彼は」(平山)。
【アイテム編】
コート/コム デ ギャルソン、パンツ/ブランド不明、靴/ドクターマーチン、メガネ/ジンズ街男 ユースケ 共感! 杉原 肇さん Age 62 「ヘリンボーン柄のジャケットは見るからに柔らかく、杉原さんの動きに合わせて生まれるドレープがエレガント」(平山)。そこに、ペンシルシルエットのような細身のパンツを合わせて、足元はボリュームのあるダブルストラップシューズを。「ストラップの隙間から覗くカラフルなミックスソックスがチャーミング。夏場に流行ったサンダル×ソックスの冬版ですね!」(平山)。