追求するのは、考え尽くされたカッコ良さ
クリエイションには“気分を乗せる音”が欠かせない
そんな山根氏のクリエイティブへのこだわりは深い。「僕が提案するのはプロダクトでも音楽でも、自分がカッコ良いと思えるものだけ」と語る。
「機能的かつ、心身ともにフィットしているのが理想。例えば、僕はロゴが主役のデザインは作りません。ロゴに頼ってしまうと、そこで停止してしまい、ギミックが取り入れにくくなってしまうので。もちろん否定はしませんよ。ただ、自分のスタイルとは違うんです」。
自分なりのカッコ良さを生み出すため、運動と読書に努めるというが、どのシーンでも欠かせないのが音楽だ。
「気分に応じて聴きたい音を。リラックスすることで無心になり、効率が良くなります」。
そして、その音と彼を繋げるのが、ノイズキャンセリング ヘッドホン「QC35 Ⅱ」。
「実は2台目。以前、旅行の際に持ってくるのを忘れてしまい、飛行機の中で購入しました。そばにないと不安なくらい、もう僕の一部なんです(笑)」。
頭に馴染むフォルム、Alcantara(R)という柔らかい素材でできたイヤーパッドなど、お気に入りポイントがいくつもある。
「光沢とマットのバランス、素材の質感とか、仕上げのテクニックが素晴らしい。僕もモノ作りしている人間ですから、粗があると気付いてしまうんです。でも、ビス1つとっても隙がなく、コストを削った部分が見当たらない。持っていてステータスになる逸品だと思っています」。
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