ペア使いで2人の絆を確かめ合う。言葉にすると照れ臭いものがあるが、実際、「服は難しくても時計なら」というニーズも増えているそう。なるほど、“共感”がさりげなくカタチになるペア使いは、やってみると悪くない。何かの記念に贈り贈られしてみては。
HUBLOT ウブロ
男性用●ビッグ・バン スチール ブルー
女性用●ビッグ・バン スチール ブルー ダイヤモンド
海を想起させるブルー&スチールの美しいデザイン
サンレイ装飾のダイヤル、ラバーをラミネートしたアリゲーターストラップ、そしてベゼルとケースに挟まれた“耳”を彩るのは、深く鮮やかなブルーのグラスファイバー。
エッジの立ったサテン仕上げのステンレススチールパーツとの組み合わせによって、ブランドコンセプト「フュージョン(融合)」をまさに体現する「ビッグ・バン」。さらに舷窓を模したベゼルデザインからも壮大な海が連想される。飾らない装いにこんな時計を着けて、海辺や船旅を楽しむなんていうのはどうだろう。
GLASHÜTTE ORIGINAL グラスヒュッテ・オリジナル
男性用●パノマティックルナ
女性用●パノマティックルナ
質実剛健なドイツ時計のロマン溢れるムーンフェイズ
ドイツの時計どころ、グラスヒュッテにして指折りの名門が、高い技術を用いて作るオフセンターセッティングの旗艦コレクション「パノ」にラインナップするムーンフェイズ。
ダイヤル右上にレイアウトされたそれ自体、ぽっかりと浮かぶ月のようでもある。メンズは静寂な夜空さながらのネイビー、レディスは煌めく星空さながらのブルーMOP&ダイヤモンドセッティング。ロマンティックな2人に推奨したい、詩情溢れるタイムピースだ。
LONGINES ロンジン
男性用●ロンジン レジェンドダイバー
女性用●ロンジン レジェンドダイバー
“復刻ダイバーズ”の男女異なる味わい方
海底という未知の領域への挑戦に積極的なサポートをしてきたロンジン。1953年にトリエステ号による水深3150m到達の計時を果たす実績も。そんな深海探査時代の幕開けへのオマージュとして、’60年代に登場していたインナーベゼル式の名作ダイバーズを現代に復刻。アーカイブに基づく復刻が得意な点を活かしており、ツウも大歓迎。男性は、そのリアルな再現を骨太に、女性は、ダイヤル&ストラップを白とした小径モデルでエレガントに味わってほしい。
VACHERON CONSTANTIN
ヴァシュロン・コンスタンタン/男性用●ヒストリーク・アメリカン 1921
女性用●ヒストリーク・アメリカン 1921-36.5mm
20世紀初頭のクラシシズムを堪能できる個性派
時間表示を約1時間ぶん時計回りにずらしたダイヤルを持つクッションケースが、なんともユニーク。自動車が増え始めたという1920年代に、米国市場へ向けて製造された「アメリカン 1921」の復刻版だ。なるほど、ハンドルを握ったままでも見やすい意匠というのも納得。また、ブレゲ数字にブレゲ針、レイルウェイトラックなど、アンティークに見られるディテールも、クラシック好きの2人ならば“背中押し”になるだろう。
TASAKI
タサキ/男性用●バランス 女性用●バランス
ジュエラーの渾身作で、「日本の魅力」を体感せよ
女性発信のモノが男心にも刺さることがよくある。女性からの人気が高い名作ジュエリー「バランス」をモチーフにした本タイムピースも、その兆候を内包している。和を意識した独自配合のSAKURAゴールドやデザインそのものも魅力的だが、スイスの工房、ヴォーシェ社の日本人技師、浜口尚大さんと作り上げた自動巻きムーブメントの信頼も厚い。「日本」を意識したまたとない逸品を婦人だけに楽しませておいてはもったいないのだ。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。
SS=ステンレススチール、K18=18金、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、Pt=プラチナ
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【前編】同じ価値観を共有する証し。“2人でツナガル”ペアウォッチを読む
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