日々の激務をこなしながら、定期的に運動する時間を確保するのは簡単なようで難しい。オッサンのお腹回りは、ちょっと運動をサボるだけで、ぐんぐん成長してしまう。
毎朝の愛犬との散歩は、そんな運動不足を解消してくれるばかりか、1日のスイッチを入れてくれる、大切で愛おしい時間だ。でも、真冬の散歩はキツい……。
そんな寒い冬の外歩きを楽しく快適にしてくれるのが、寒冷地仕様のボトムス。最近は、街ではいても違和感のないスタイリッシュなものが目白押しなのだ。
冬の日常を温めてくれる着ぶくれしないホカホカパンツ
僕らも人生の半分に差しかかり、冬になると足腰の冷えが厳しい年頃になってきた。そんなオッサンたちにピッタリなのが、アウトドアブランドの寒冷地仕様パンツ。ひと昔前は街では、はけない本気なものが多かったが、昨今のはビックリするくらいスタイリッシュで暖かい。一度はいたら手放せなくなる“冬の美脚パンツ”だ。パーカやニットに合わせてもご覧のとおり、普段はいているデニムのようにスラッとして見える。
冬の3大素材。ダウン、中綿、フリースのこなしと選び
とにかく暖かさを求めるなら、ダウンを「マウンテンハードウェア」
高品質な撥水ダウンを用いたパンツは、スタイリングによってはモードな着こなしにも耐えうる1本といえるだろう。インナーパンツとして開発されたものだから、シルエットは細身。レザーパンツの感覚ではいてみよう!
スッキリ見せたいなら、中綿を「スノーピーク」生地、中綿ともに3Dストレッチ素材を採用しているので、動きやすく快適なはき心地が楽しめる。色は写真のマルーンのほか、白、黒、ミディアムグレーを用意。普段使いはもちろん、飛行機などの移動時のリラックスウェアとしても使える。
気持ちいい肌触りなら、フリースを①「チャンピオン×ビューティ&ユース」
毛脚の長い「シェルパフリース」を使用したパンツは、ビューティ&ユースによる別注アイテム。同素材を使ったクルーネックシャツ、パーカも展開しているので、セットアップで着るのもまた良し。
気持ちいい肌触りなら、フリースを②「ロンハーマン」リラックス感があって暖かいフリースパンツは、オーシャンズ世代の冬の定番。ロンハーマンのオリジナルは裾の絞りがないので、普通のパンツの感覚ではけるのがうれしい。色違いで揃えたくなるヘビーローテーション候補な1本だ。
ドレッシーな雰囲気のフリースパンツもある
ウェブでしか買えないブランドながら、モダンなデザインと作りの良さで人気のシテラ。白のラインがポイントのフリースパンツは、防風性と透湿性に優れたシートを挟んだ3層構造のポーラテック・ウインドブロックを採用。こんなシックな着こなしにピッタリだ。
動きやすくて暖かい最先端の高機能パンツ
特殊構造の中綿を使ったザ・ノース・フェイスのパンツは、そうは思えないスマートさ。素材はPUコーティングを施した4-WAYストレッチのハイゲージニットで、優れたストレッチ性と防風性を備える。こんな最先端のパンツには、あえて牧歌的なニットとブルゾンを合わせてみよう。
清水写真事務所=写真 荒木大輔=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 増田海治郎、加瀬友重、今野 壘=文