小学生の頃、父親に連れられて行った登山。そのときは、足の痛みと疲ればかりが先立って、山が嫌いになったものです。それから20年以上。三十路を超え、無性に登りたくなりました。
早速、御茶ノ水の登山専門店へ。カジュアルハイク流行の昨今とはいえ、足元は疎かにできません。そこで見つけたのがスポルティバの「NUCLEO GTX」。じつは米・アウトドア雑誌『Outside』で2017年のギア・オブ・ザ・イヤーを受賞したハイテクギアなのです。
衝撃を受けたのは、履き心地。スニーカー以上の心地良さで、安定したホールド感も素晴らしい。苦手だった締め付けられるような登山靴のイメージを一新してくれました。もちろん登山現場でも、かなり優秀。良好な通気性と優れたグリップ、そしてインパクト・ブレーキ・システムで本当に疲れない。登山がここまでラクに感じるとは。ギアの進化ってホントにすごい。
夏以降、まだ3回ほどの登山ではありますが、冬の低山や春山、そして来夏にはアルプスと、思いが広がります。秀逸ギアを探す楽しみも相まって、ますますハマってしまいそうです。
文=編集部I
ビールとコミック、プラモに夢中の31歳。