「隣のオッサンは青いか?」を最初から読む共働き夫婦が増えたとはいえ、いまだに多い“夫のお小遣い制”。結婚生活5年目以上の40代既婚男性100人に調査したところ、「妻からお小遣いをもらっている」と答えた人は、半数以上の56.0%だった。
そこで気になるのが、その金額。40代男性のお小遣い金額の平均額は? また、あげる側である妻はその金額についてどう考えているのか。夫のお小遣い制を採用している結婚5年目以上の40代男女計95人(男性56人、女性39人)に教えてもらった(協力:アイリサーチ)。
40代既婚男性のお小遣い平均額は“月3万”
■夫へ1カ月の小遣い、平均額は?平均額:3万347円
(※平均月収:64万3736円)
夫のお小遣いの額は3万347円。回答者の平均月収とあわせて見ると、夫のお小遣いは月収の4.7%ということになる。
回答者からは、「せめて手取りの1割ほしい」(男性、41歳)、「お小遣いは収入の1割と言われている」(女性、43歳)などの声も聞かれたが、実際のお小遣いは月収の1割未満にとどまる家庭は少なくなさそうだ。
多い? 少ない? “夫のお小遣い”に対する夫婦のホンネ
では、夫たちは、自分のお小遣い額に満足しているのだろうか。そして、一方の妻たちは、夫のお小遣い金額をどのように感じているのか。“夫のお小遣い”に対して、男女それぞれの一家言を披露してもらおう。
※以下、コメント後に(お小遣い金額/平均月収、年齢)を表記
男性の9割は「少ない」、その理由は◯◯にあった……
【男性】自分のお小遣い額についてどのように感じている?・多いと思う 10.7%
・少ないと思う 89.3%
<多いと思う理由>「同僚や同学年の友人と比べて」(5万円/60万円、47歳)
「一応ここで踏みとどまっているから」(2万5000円/27万円、47歳)
「使わない」(1万円/40万円、46歳)
<少ないと思う理由>「高校生だってもっともらうだろ!『タバコ吸わない、外で飲まない、弁当ありならいらないでしょ?』という論法」(3000円/50万円、49歳)
「確かに収入は少なく、1万円という額に文句はないのですが、そのなかから昼食代、子供の本やおもちゃ、身の回りのものを買わないとならないため我慢することが多いです。また、飲み会なども断りすぎて誰も誘ってくれなくなりました」(1万円/32万円、43歳)
「部下との食事を奢れなくて別の理由を付けて断ったことがある」(5万円/30万円、41歳)
「飲み会が続くと補充してもらわないといけない」(6万円/45万円、46歳)
お小遣い制度を採用している既婚男性の約9割は、現状の金額に満足していないよう。ただし、なかには月収の1割以上もらっていても「少ない」と感じる人も……。「飲み会」や「部下への食事のフォロー」など、仕事にまつわる付き合いを大切にする男性ほど、お小遣いが少ないと感じる傾向にあるようだ。
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