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では、実際にどんな別荘があり、どんなロケーションで、どう過ごすことができるのか。低・中・高価格帯の別荘をそれぞれ紹介してもらった。

【高価格帯】
“億”物件はやっぱりすごかった……! 夢の大豪邸って、こういうこと。


軽井沢の別荘文化、その発祥の地とも言われる旧軽井沢エリア。標高1256mを誇る離山の山道をつたい、色とりどりの紅葉に囲まれた一角にたどり着くと、その“城”は姿を現す。時価総額にして5億円近く、富裕層だけが持つことを許される異次元の別荘だ。

オートロックの扉を開けて、思わず声が上がる。視界に飛び込んできたのは、壁一面のガラス窓に広がる軽井沢の大自然。高みから見下ろす森のグラデーションは、まさに圧巻の一言だ。キッチン一体型のテーブルもあり、景観を肴に贅沢な食事を楽しめる。
窓をガバッと開けて露天風呂気分を味わえる浴室や、プロジェクタに電源つきの席をずらりと並べた会議室、景色を眺めながら心を洗える“瞑想部屋”もある。仕事の得意先を招いてもいいし、友人を集めて盛大にパーティーと洒落込んでもいい。億越えもナットクのドリーム物件だ。
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見よ、この眺め。モダンな石造りの浴室は、バスコートを開いて露天風呂に早変わり。
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軽井沢の山々を見つめながら己も見つめられる「瞑想部屋」。
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窓の光と足元のライトが、階段を小粋にほんのり照らす。
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自然派化粧品を扱う「マークスアンドウェブ」のアメニティも。
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【中価格帯】2000万円〜5000万円
別荘ライフを夢見るなら目指したいライン


お次は時価3000万円前後、中価格帯の物件だ。欧米の映画のワンシーンを彷彿させるデザインだが、実際にアメリカ式の住宅構造を採用し、広さも天井高もアメリカ規格。建材や家具、ドアノブから電気のスイッチに至るまで漏れなくアメリカからの輸入品を使っている。
クルマ好きにはたまらないビルトインガレージや、子供心をくすぐる巨大な屋根裏部屋もある。別荘を囲むのは、樹齢100歳を超えるカラマツの林。子供やペットが自由に庭を駆け回り、木漏れ日を受けながらバーベキューを楽しむ。そんな家族の休日も悪くない。
周辺は中軽井沢エリアの北・千ヶ滝別荘地。浅間山の麓、雄大な自然と同居したひときわ静穏な一角だ。木々のざわめきと野鳥のさえずりをBGMに並木道を歩けば、都会慣れした心も洗われる。別荘地での週末・軽井沢ライフを夢見るなら、ぜひ目指してみたいエリアだろう。
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アメリカ風の一室は、このサイズ感。庭の光が清々しい。
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湯に浸かって身を清め、四季折々の森林に眼を細める。そんなフロの時間もいい。
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あまりに巨大、そしてキュートな屋根裏部屋。これには子供も大喜びだ。
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【低価格帯】数百万円
ステータスにこだわらず、静かなひとときを過ごすなら


最後に紹介してもらったのは、数百万円で購入できる低価格帯の物件。浅間山の北麓、北軽井沢エリアに位置しており、条例の影響を受けないのがポイントだ。ログハウス風のコンパクトな設計で、アウトドア好きにぴったり。一面に広がる見事なカラマツの林と、四季折々で色づく雑木林は美しい。
北軽井沢エリアは、軽井沢の中心地から車で30分前後。近いとは言い難いものの、静かな時間を求めるならむしろ絶好のロケーションだ。実際に別荘地としての人気は高く、別荘の数は約9000戸にも上るとか。標高1000m〜1400mに位置しており、夏は涼しく透き通った空気を感じられる。一方の冬は極寒で、積雪量こそ多くないものの、マイナス20度まで冷え込むこともあるから注意だ。
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温もりあるウッド調のキッチン。山小屋の暮らしを満喫できる。
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古式ゆかしき和室は風情たっぷり。
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別荘を選ぶときのポイントは?

当初はぼんやりとしていたが、徐々に輪郭を帯びてきた別荘購入という選択肢。最後に金山さんは、不動産屋目線での別荘選びのポイントも教えてくれた。
「別荘購入を検討するなら、今後の人生設計も思い描いてみてください。たとえば、今は予算的に高額物件を買えないけれど、ゆくゆくは購入して拠点も軽井沢に移したい。そんな人には、買い替えを前提とした物件選びも手かもしれません。いつまでの期間、誰とどう過ごし、どのくらいの頻度で使うか。それさえ固まっていけば、物件選びの幅は意外なほど広がります。あとは物件数が多いので、地元に精通した不動産屋に一度相談して、じっくり検討してほしいですね」。
軽井沢に“俺の城”を持つ。甘い幻想とも思えたが、朧げながら現実的なプランが見えてきた。将来設計も含めた念入りな検討は必要だが、その先には心踊る別荘ライフが待ち受けていることだろう。
[問い合わせ]
軽井沢コンサル
www.zennichi.net/m/karuizawaconsul/
 
澤田聖司=撮影 佐藤宇紘=取材・文


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