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2)ドライブミュージックの制御も、さらに簡単に

ドライブ中に音楽が欠かせないという人にも、Googleマップは重宝する。最近のアップデートで追加された「メディア再生コントロール」を使えば、カーナビ画面から直接、楽曲の選択や再生ができるのだ。
この機能を利用するには、Android版ではメニューの「設定」ー「ナビの設定」で「メディア再生コントロールを表示」をオンに。iOS版なら、メニュー画面から「ナビ」-「音楽再生コントロール」をタップし、起動したい音楽サービスを選択する。
連携できる音楽サービスはSpotify、Apple Music、 Google Play Musicの3種類(2018年11月時点)。カーナビ画面に表示された、音楽をコントロールするためのボタンをタップすると画面下端に再生プレイヤーがあらわれる。
操作方法は一般的なプレイヤーアプリと同様。「閲覧」をタップすれば、再生したい楽曲の選択画面が表示される。
ほかのカーナビアプリでは、プレイヤーアプリに切り替えなければ操作できない音楽再生だが、Googleマップならひとつの画面で操作ができるので、ストレスも少ないはず。手順も簡単なので、助手席に座っている人にも操作をお願いしやすいはずだ。

3)目的地で待っている人のストレスも軽減できる「移動状況の共有」

Googleマップのカーナビならではの便利なオプションとなるのが「移動状況の共有」機能だ。Googleマップの利用者同士で現在地を共有する機能は以前から提供されていたが、「移動状況の共有」はそのカーナビ版。指定した相手に、自車位置を伝えることができる。
メニューから「移動状況を共有」を選択し、自車位置を伝えたい相手をタップする。相手がGoogleアカウントでGoogleマップにログインできることが条件となる。この機能もAndroid、iOS版の両方で利用可能。
自動車で移動する際、カーナビに表示される到着予定時刻を相手に電話などで伝えるのは手間がかかるほか、道路の状況によって到着時刻が変わってしまう可能性も高い。その点、この機能を使えば、状況をリアルタイムで共有できるので互いにストレスがなくなる。ビジネスで自動車を使う人にとっても、役立つ機能といえるだろう。
相手のGoogleマップに、現在の自車位置がアイコン表示されるようになる。目的地に到着すると共有は自動的に解除される。スマートフォンだけでなくパソコン版のGoogleマップでも利用可能だ。
スマートフォンのカーナビである以上、もちろんドライバーが運転中に操作することは避けるべきだが、それを差し引いてもあまりある魅力を持っているGoogleマップのカーナビ関連機能。今後も、続々と便利な機能が追加されることは間違いないので、使っていない人も定期的にアップデートをチェックしておくことをオススメしたい。
文=石井地図郎



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