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2018.11.12

ファッション

【デニム編】お洒落なオッサンの「ついつい着ちゃう」はこれでした。

いやコレ、本当の話。実際に洒落た大人こそ、いつも同じ服を着ていたのだ。でも、こだわりのある大人たちだけに、ついついワードローブからソレを手に取ってしまう理由が面白い。知れば、新しい視点で服と付き合えるはず。
説明不要のヘビーユーズアイテムにして、僕らが愛してやまないデニム。
その中でもブラックデニムを溺愛しているという、オシャレ上級者のお気に入りの一本に迫ります。
 

「リーバイス」のデニム

ヒップはジャストで腿からユルいのが好み。
「オフショア」マネージングディレクター 
的場良平さん Age 34
長年、古着業界に携わってきた的場さんにとって、リーバイスのデニムは特別な存在。そしてあらゆる品番を試し尽くした中で、最高傑作だというのが定番「505」のブラックデニムだ。「まず何と言っても色の落ち方が美しい。しかも、スタンダードなストレートシルエットは、裾をカットオフすることで新鮮さが生まれ、普段のスタイリングと相性がいいんです」。

確かに、ほつれたラフな雰囲気と短丈の面白さが好みのアヴァンギャルドな装いにスッと馴染む。「特に赤タブのデッドストックは見つけたら即買い。人生でいちばんはくことになるのは、もう間違いないですね(笑)」。

コイツもついつい
「エルメス」のジャケット

ラペルを排したデザインと光沢のある素材の品の良さ。的場さんはアヴァンギャルドなTシャツと合わせた。
 

「ファクトタム」のデニム

ソックスは黒デニムとコントラストの付く白を。
「ファクトタム」デザイナー
有働幸司さん Age 47
20代から変わらず愛用しているのが、細身のデニム。自身の不変なスタイルを確立するアイテムでもあり、体型維持の指針ともなるそう。「渋カジ時代から今も変わらず、デニムは僕にとって着こなしの主役となる存在だったんです。最近はスキニーだけじゃなく、現代的なスリムテーパードタイプもはくようになりましたね。とりわけ、ブラックの色気漂うムードが好み」。

ブラックレザーのブルゾンならばその色気はさらに引き立つ。優しい色味のトレンチコート&ケーブルニットをシャープにまとめてくれる効果も。主役・脇役、両方で秀逸な働きをみせるのだ。

コイツもついつい
「ファクトタム×ジェリー」のダウンジャケット

よく見ればシェルがバイカラーのダウンジャケット。このわずかな変化がお気に入りだ。
 
中野 理=写真 野村優歩=文 今野 壘=編集・文


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