今年も終わりが近づいてきた。これからの時季は家族やお世話になった人など、なにかと贈り物をすることが増える。ならば労いと感謝を込めて、自分にもちょっといいモノの贈ってみてはいかがだろうか。
前編に引き続きオーシャンズ世代がグッとくるアイテムを、そのストーリーと共にお届け。まさに自分へのご褒美に打ってつけだ。
そこのあんた、背負うものが暗くちゃ〜いけないよ。
「エリシア」のバックパック
見た目が違う。生き方が違う。好きなものが違う。そんなことで悩んだり争ったりする小さな世界だけれど、ちょいお待ちを。本当はそのどれもが素晴らしいのである。みんなもっと個性を出して明るく行こうぜ。
例えば個性的な柄や色のバックパックなんて、自分らしさをポジティブに表現できる絶好のアイテムだと思うのだ。なぜか、背負ったソレが、もっと明るい世界へと「背中を押してくれる」に違いない、なんてね。
このバックパックの印象的な柄、一見するとカモフラ柄と見せかけて、正体は「楓の葉」を星に見立てたステラリーフ柄。ちなみに楓には「美しい変化」という花言葉があるんだとか。明るい明日に向かって、今日も元気にまいりましょう!
略して“トカチュー”!? 都会の中心で季節を感じる。
「ミッシェルクラン オム」のコート
会社を出たあと、肌を刺す冷たい空気。白く薄曇るビルの窓ガラス。起きぬけに飲みたくなるちょっと熱くて濃く淹れたコーヒー。都会に暮らす人たちは、小さなことから季節の移ろいを感じ取る。そして、そんな日常の変化と同じくらい軽やかにさりげなく、着る服にも季節感を漂わせ始める。
着慣れたジャケット感覚でさらりと羽織るのは、トラッドな雰囲気のショートコート。細身で品のあるシルエットはカジュアルな服装にもスーツシーンにも合うから、いつも多様な社交場を駆け巡る人たちの強い相棒となる。冬支度といえど、ただの「厚着」じゃない。それが“都会人たるや”なポリシーでもあるし、プリンシプルでもあるのだね。
冬は旅の始めドキッ♡
「ケープハイツ」のダウンジャケット
海がいちばんきれいな季節は、人っ気のない冬だという。それなら北風に押し出されるように、自分を冬の海へと連れ出してみよう。旅の友は、大人っぽさと本物志向のアウトドアディテールがミックスした「ケープハイツ」のダウンジャケットである。風も水もシャットアウトする最強のマテリアルと、目の覚めるような鮮やかなビタミンカラーが、ストイックな寒空の下、カラダはもちろん、冒険にワクワクするハートだって温めてくれる。
計算され尽くした縫製パターンと必要十分なダウンのボリュームゆえに、アウトドアシーンでも快適に過ごせる。そうして見知らぬ景色に出会ったとき、きっとあなたは、冬の旅がクセになるに違いない。
小さな道具で、明日を明るく!
「フォーナインズ」のメガネ
メガネは、違う人生を経験することのできる最大のアイテム。異なるデザインを掛け替えてみれば、自分の印象もガラリと変わる。そして相手の反応だって変わるんだ。大げさに言えば、メガネには未来を変える力があるんじゃないだろうか?
そこで、お値段だけで選んだ個性のかけらもないメガネを掛けている諸君にひとつ提案を。シンプルながら遊びの利いたゴールドのメタルフレームにチェンジしてみては。丸みのあるリムや細いケーブルテンプルが表情に抜け感と洒落感を生んで、いつもよりくだけたファッショナブルな雰囲気に変身できるだろう。どんな未来が待ち受けているかは、掛けてみた人だけがレンズを通して見ることのできる、お楽しみ♡
幸せな夜を、シェアする幸せ。
「モエ・エ・シャンドン」のシャンパン
大人になってようやくわかる「家飲み」の心地良さ。昔は年末が近づくと忙しなく飲み会の予定を毎日入れていたのにね。仲間とくだらないことで笑ったり、今年も早かったな、なんて1年を思い返してみたり。来年はどこへ行こうか、と青写真を語ってみたり。我が家で気取らず誰かと過ごす時間が、こんなにも贅沢だったなんて。
そんな幸せな夜に飲みたいのはやっぱり、幸せなお酒の代表選手シャンパンなのである。みんなで一本ずつシェアできる“ミニ モエ”はボトルのままダイレクトに飲めるゴールデン ミニフルート付き。だから、かしこまったグラスも不要。幸せでカジュアルになった泡を片手に、夜通し語り明かしましょ。乾杯〜!
赤木雄一(eight peace)=写真 山田陵太=スタイリング 宮本佳和(BE NATURAL)=ヘアメイク