本誌看板モデルのマーシーこと三浦理志さんは、仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。そんな彼のリアルなライフスタイルから生まれたレシピを、ここに紹介しよう。
秋といえばサンマ! 脂の乗った旬のサンマって、ほんっとにウマいですよねえ。僕なんか、肝でビール1本、半身でご飯1膳、もう半身で1膳いけちゃいますからっ!
そんなサンマ愛が炸裂して生まれたのが、今回のメニュー。旬のサンマはシンプルな塩焼きが一番ではありますが、さすがにそればっかりじゃ飽きちゃう。ってことで、身だけでなく肝まで使ってサンマの旨味を存分に活かしたパスタを作ってみました。
最大のキモは、まさに肝! 大好きな肝をソースに使うことを思いついたときは、我ながら天才じゃないかと思いました(笑)。さらに、しめじ、椎茸、エリンギとキノコもどっさり入れて、秋の味覚をたっぷり堪能できる一皿に。
ただ、ひとつ気がかりなことが……もうすぐサンマの旬が終わってしまうかも……い、急いでお試しを〜(泣)!
【今回のメニュー】サンマの肝いりパスタ【材料】※2人前サンマ 1尾
しめじ 1/2パック
椎茸 2個
エリンギ 1本(大)
すだち 1個
小ネギ 適量
しそ 20枚
オリーブオイル 大さじ2
ニンニク 1個
鷹の爪 2本
スパゲティ 200g
バター 5g
塩 少々
酒 大さ 1
スパゲティの茹で汁 大さじ1
【ソース】サンマの肝 1尾分
醤油 小さじ2
みりん 小さじ2
【作り方】
◆1
しめじ、椎茸、エリンギは食べやすい大きさに切る。しそは千切りにする。小ネギは小口切りにする。
◆2
ソースを作る。サンマの肝を取り出し、包丁で叩いてペースト状にしたら、醤油、みりんと混ぜ合わせる。
◆3
サンマ全体にしっかり塩(分量外)を振り、両面を焼く。焼き上がったら骨を取り除き6等分に切る。
今回は、段ボールや竹、竹炭、溶岩石といった土に還る天然素材のみで作られた使い切りグリル「クラフトグリル by CASUSGRILL」でサンマを焼きました。炭火バーベキューを手軽に楽しめるうえ、後片付けもラクチンのスグレモノっす!
◆4
ニンニクの皮を剥いて包丁の腹などで軽く潰す。フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火でじっくり加熱し、香りが立ってきたらニンニクをフォークで潰し、鷹の爪を手でちぎって入れる。さらに1のきのこ、塩、酒を入れて強火で炒める。
◆5
鍋にたっぷりの湯を沸かして塩(分量外:湯量に対して1%)を加え、スパゲティを袋に表示された茹で時間より2分短く茹でる。
◆6
スパゲティが茹で上がる直前に茹で汁(大さじ1)を4のフライパンに加える。さらに茹で上がったスパゲティ、バター、2のソース、3のサンマを加えて強火にかけながら混ぜ合わせる。
◆7
器に盛り付け、1の小ネギ、しそ、半分にカットしたすだちをトッピングし、仕上げにオリーブオイル(分量外)をひと回しかければ完成。
[三浦理志 プロフィール]
オーシャンズモデル。愛称はマーシー。仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。
三浦理志=料理 渡辺修身=写真 中里真理子=スタイリング 甘利美緒=文 嶋田裕子=編集