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段階を踏んで学べる点が魅力のプログラムモード

予想以上に難しかった「プレイ」モードに対し、意外と最初から簡単に楽しめてしまったのが、自動操縦を行う「プログラム」モードである。

エアブロックの正規日本語版には、プログラミングの手順としくみをわかりやすく紹介する40ページ程度の解説書が同梱されており、解説のとおりに実践すれば、まぁまぁ複雑なプログラミングまでできてしまう。
手動だと、かなり手ごわいドローンだが、プログラムによる自動操縦なら、比較的イメージ通りに動いてくれる。手動操作と組みあわせた半自動操縦もできるので、ドローン初心者なら、初めから「プログラム」モードを選んでおいたほうが無難かもしれない。

プログラミングの基本手順も、「電源オンオフ」や「着陸」といったパーツを画面上に配置するだけ。簡単な動作のプログラムなら、すぐに修得できるはずだ。センサーを使い、天井にぶつからないよう調整する「天井から離す」というパーツも、ちゃんと用意されている。
プログラミング教材という点で感心したのが、プログラムの「しくみ」を段階的に確認できるようになっているところだ。

並べたパーツをタップし「コード」を選択すると、パーツに内包されたプログラムのコードが表示される。

コードといっても、日本語の文章になっているので、簡単に内容が理解可能。こうして、パーツの中身をひとつずつ確認していくことで、コードの概念と記述の基礎が学べるのだ。もちろん、直接コードを入力してプログラムを組むこともできるので、理解度に応じて学習を進められる。
似たようなプログラミング教材はほかにもあるが、エアブロックの魅力は、なんとっても空飛ぶドローンを自動操縦できる点だろう。残念ながら撮影機能はないものの、組み立てる、操る、プログラムを組むという3つの要素が楽しめるのは、大人にとってもうれしいところ。親子のホビーとして、なかなか素敵なガジェットではないかと思いましたよ!
 
石井敏ローン=取材・文


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