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2018.10.12

ファッション

街というアウトドアに、キャンプなロエベとサーフなエルメスを

ロエベにエルメス。ファッションシーンを牽引する世界的名門である。
ラジュアリーかつモダンな印象の強い両者から、意外なアプローチのアイテムが。共通項は[アウトドア」。街だって立派なアウトドアだから、こんなアイテムにグッと心を掴まれる。
 

グランピングのモード的解釈

昨今、ブームとなっているグランピング。言わずと知れた「グラマラス+キャンピング」という造語である。そんな新しいキャンプスタイルをモードの側面から解釈したのが、ロエベで見つけたこちら。
フリースに見えてシアリングレザー製! 48万6000円/ロエベ(ロエベジャパン 03-6215-6116)
アメリカを代表する某アウトドアブランドのフリースジャケットを想起させるデザインも、ラグジュアリーな素材を使ってモダンに表現。遠目にはフリースにしか見えないが、実は最高級のシアリングレザー製なのだ。こんなグラマラスでアウトドアライクなウェアは前代未聞、シアリングレザーは通気性と保温性に優れた天然の高機能素材なので、リアルキャンプに連れ出せるかも? 少なくとも街を行く足取りはアガるはずだ。
 

素材にこだわるエルメスの海的アプローチ

エルメスは、僕らの気を惹く達人だ。ネイビーのボディにステンシル調のロゴというだけでも心を揺さぶるのに十分だが、最重要ポイントは、その素材使い。
左●H25×W34cm 3万3000円、右●H15×W21cm 3万8000円/ともにエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
海男にはお馴染みのウエットスーツによく使用されるネオプレンなのである。この要素が加わって本作の魅力は、さらに倍増。小物を入れて持ち歩けば、いつも海を身近に感じていられるというもの。
去り行く夏をまだまだ惜しみたい人も、これから遅いバカンスを取るという人も携えたい逸品だ。しかも、内側のシーム部分はメゾンのスカーフでパイピングされている。エルメスは、やっぱり気を惹くのがうまいと思う。
 
清水写真事務所=写真 柴山陽平=スタイリング


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