先日紹介したデニムの着こなし方も気になるところだが、次なるヒット作を見逃したら本末転倒。ということで、どれがトレンド最前線に来てもおかしくないデニムを5回に分けて紹介。名門の新顔、今だけのレアもの、ますます進化を遂げている機能性……。さぁ、次なる相棒探しを始めよう!
ポケットにジップがついた!?
ウエスト&裾がゴムでスウェットみたいになった!?
固定概念を覆すデザインコンシャスなデニムがここに集結!
PS ポール・スミス
’80年代のLAがイメージの軽快な色落ちを、ツータックのクラシックなシルエットに落とし込む。異なるテイストのギャップを楽しもうとは、さすがはポール・スミス。
ガス
イタリアのテーラリング技術からヒントを得てデニムを作るガスが、最もドレッシーな1本を目指したスラックスデニム。光沢のあるストレッチ生地も、エレガントな見た目に貢献。
ユハ
ウォッシュ加工が自然な仕上がりになるよう横糸にだけムラ糸を採用。ルーズなテーパードシルエットで、共地のベルトが付いたことで、イージーパンツ的なルックスを獲得した。
ユニフォーム・エクスペリメント
裾から覗くのは、なんとも旬なラインパンツ! アバンギャルドなフェイクレイヤードにまず目が留まるが、ウエストはゴムが入ったイージー仕様と、実はかなりユーザーフレンドリーな設計。
アヴィレックス
ディス・イズ・ワイルド!フラップ&ジップポケットを多数備えて、色落ちしたデニムの武骨な印象が加速。細身だがストレッチが効くため非常にはきやすいのがうれしい。
ジースター ロゥ
光沢のある素材で緩やかなテーパード具合、そして縦ポケというスラックス仕立てのデニム。右腿にさりげなく付いたポケットが着こなしのアイキャッチに。
ハイダウェイ&ヤコブ コーエン
ハイダウェイ随所のダーツや特徴的な2重のフロントポケットがアクセントとなる。横糸にレーヨンなどの混紡糸を用いて伸縮性を与え、裏地にはパイル地を採用するなど快適性にもこだわった。
ヤコブ コーエン股上は深め、裾幅は狭めのキャロット風のシルエット。縦ポケット&ステッチ幅の広い裾処理で、イタリアデニムらしいエレガンスをデザインに落とし込んだ。
ベイフロー&キジ
ベイフローデニム生地の世界的シェアを誇るイスコ社と手を組み、高いストレッチ性を実現。ゴム仕様のウエスト&裾で、スウェットパンツのような見た目に。海を表現したブルーも気持ちいい。
キジ1945年当時の米軍のチノパンをベースに、クリースやダブル裾などスラックスのディテールを拝借。当然“キジ”にもこだわり、艶のあるリジッドで高級感を演出。
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