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GPSにより、現在地付近に生息する野鳥の情報もすぐわかる
図鑑アプリを選ぶ際にこだわりたいのは、きれいな写真と詳しい解説。さらにスマホアプリである以上は、インタラクティブな要素も欲しいところ。これらの条件を、しっかりクリアしているのが「GPS動く野鳥図鑑400」(AndroidiOS)だ。
情報がトレーディングカードのようにまとめられているのもユニーク。かなり重たいアプリなので、古い端末では快適に動作しない可能性もある。
1200円と、アプリとしては比較的お値段が張るものの、それだけの価値は十分。日本に生息する400種の野鳥の生態を、鳥類の撮影では著名なプロのカメラマンによる、美しい写真と動画で知ることができる。
生息地、体型、生態などバインダーの種類も豊富で、さまざまな角度から目的の鳥が見つけられる点も魅力だ。GPSを使い、現在地周辺(一部地域は非対応)に生息している野鳥の一覧が見られるのも、スマホアプリらしいユニークな特徴。目の前にいる鳥の名前を知りたいといった程度のライトな使い方から、よりアカデミックな探究まで、幅広く役立つアプリとなっている。
野山に潜む危険を回避!? 毒キノコ学習アプリ
山歩きの楽しみのひとつが、普段目にする機会のない動植物たちとの出逢い。とはいえ、中には危険な存在もあるので注意したいところ。その代表格となるのが、触るだけで被害が出る場合もある毒キノコの類だ。

「毒キノコ判定 野山の山菜狩り探検やキャンプアウトドアの豆知識」(AndroidiOS)は、日本の野山で遭遇する可能性があるキノコ類のうちから、毒キノコを判別するために必要な知識を教えてくれるクイズ形式の学習アプリ。色や形が似ているキノコの写真から毒キノコを選んだり、毒キノコの名前を当てたりするクイズに答えていくことで、自然と毒キノコに関する知識が得られるようになっている。
キノコの判別は、山歩きのプロでも難しいとされるため、基本的には見つけたキノコに触らないのが得策だが、観察する際の基礎知識として毒の有無は知っておきたいところ。特に子供連れのアウトドアレジャーでは、用意しておきたいアプリといえるだろう。
目にするものすべてに興味を示す子供たちはもちろん、大人の知的好奇心もバッチリ満たしてくれる図鑑アプリたち。アウトドアレジャーのお供として、お出かけ前にまとめてダウンロードしてみてはいかがだろう。
文=石井野郎



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