あの頃はずいぶんアッチの渋カジに熱を入れたけど、今はコッチの“渋カジ(渋いカジュアルスタイル)”が俺たちの等身大。デニム選びに合わせるモノ選び、渋カジが板につく4つのヒントをご紹介する連続企画。
何だか老けて見えそうで、ずっと避けてきた“あの色・あの柄”。だけど、このくらいの年齢になると、それらはデニム姿を渋く格上げしてくれる味方へと変わるのだ。
>ヒント1 「渋(い)カジ」が板につく【ジャケット選び 】はコチラから>ヒント2 「渋(い)カジ」が板につく【シャツのタックイン】 はコチラからということで、3つ目のヒントは「オジ色とオジ柄」の使い方。
Hint 3 オッサンの貫禄を演出するオジ色とオジ柄
ときに“オッサン臭い”なんて呼ばれる色柄であるキャメルカラーや地味なチェック。でもそれは、選び方と取り入れ方を工夫すれば大人の渋さや貫禄を演出する名脇役なんだと気付く。こうして見ると、さまざまなデニムにマッチするし、最強の組み合わせだと思うのだ。
長年はき込んだ表情の色落ちデニムで枯れ感をオジ色×オジ柄という、まさしくオッサン好みのジャケットは、ほかのアイテムも近似色のブラウンにしてまとまり感を。長く愛用したようなナチュラルな色落ちデニムなら、いい具合に枯れた大人の渋さがさらに倍増!
爽やかな白デニムを使えばオジ色×オジ素材も難なく!こちらのジャケットはライトなキャメルカラーに加え、オジさんぽい素材のひとつ、コーデュロイ地というコンボ。グレーニット&白デニムを起用してクリーンで爽やかなムードを足せば、野暮ったさのない上質感たっぷりの装いになる。
ラフな着崩しや古着顔デニムがマジメに見せない大人の余裕カーディガン感覚でゆるく羽織れるニットジャケットなら、こんな色のテーラードタイプでもマジメで堅い印象になりすぎない。またラフに袖をまくって着崩したり、古着っぽい色落ちのデニムを合わせるのも、余裕のあるこなれた雰囲気を演出するのに効果てきめんだ。
チェックの配色を拾うとまとまり感が俄然UPチェックのアイテムは、柄に使われている色をコーディネイトのどこかで拾うのがお洒落の鉄則。ここではジャケットのグレンチェックに合わせて黒デニムを使うなど、全体をモノトーンで揃えてシックに着こなした。
>ヒント1 「渋(い)カジ」が板につく【ジャケット選び 】はコチラから>ヒント2 「渋(い)カジ」が板につく【シャツのタックイン】 はコチラからササキヨシヒロ=写真 村上忠正=スタイリング MATSU KAZ(3rd)=ヘアメイク いくら直幸=文