OCEANSとレジャー【ドローンレース編】 Vol.4
ドローンは写真や動画を撮るためだけにあらず。ドローンを使った本格的なレースが世界中で人気なのだとか! どんな醍醐味が? 自分でもできるの!? そのあたりの疑問を解決するシリーズ。第4回目となる今回は、実際におこなわれたFPVドローンレースについてご紹介。
OCEANSとレジャー【ドローンレース編】を最初から読む凄まじい速さで機体が競い合い、パイロットだけではなくオーディエンスをも興奮に包み込むFPVドローンレース。世界各国では盛大な重賞レースが開催され、日本国内でも徐々に大会が増えつつあり、そこに比例して競技者人口も増加の一途をたどっている。
現在、FPVドローンレースのオリンピック正式競技化を目指す団体もあるのだとか。国内ではまだ黎明期であるとはいえ、一度自分の目でエキサイティングなレースを確かめていただきたい。
去る8月25日に開催された「ドローンフィールド相模湖CUP Vol.1」に出場した、日本初のプロチーム「DMM RAIDEN RACING」に所属するSaqoosha(さくーしゃ)氏に密着。大会のルールや進行など、興奮に満ちた当日の様子をお届けしよう。
大会によってルールやコースのレイアウトはさまざま
FPVドローンレースは、コース上に設置されているフラッグやゲート(骨組みはやぐらとも呼ばれる)を通過して1周あたりのタイムを競う。海外の大レースともなれば、スタジアムや廃墟、世界遺産・万里の長城に至るまで、さまざまな場所で行われているそうだ。
レースの種類は、制限時間内で周回した内のベストタイムを競うタイムアタック形式や、ゴールの順位を競うレース形式がある。そのゴールタイムは精密なセンサーを使用しているため1000分の1秒まで計測される。
「タイムアタックは自分のペースで飛ばせますが、レースになると焦ってしまって操縦ミスをしやすく、一度のクラッシュが命取りとなります。だからレースには集中力が必要なんですよ」(Saqoosha氏)。
2/3