最新スマホくらいの価格と思えば、サーフェス・ゴーって意外とお得?
サーフェス・ゴーの注意点をひとつあげるとすれば、「Windows 10S」という、アプリのインストールなどに制限がかかっている特殊なOSが標準となることだろう。
対応アプリが制限されているぶん、セキュリティ面でも安心なため、家庭向けとしては「Windows 10S」でも特に問題はないはずだが、制限されているアプリをインストールして使いたいなら、画面の指示に従い「Windows 10S」の制限を解除することも可能だ(ただし、いちど解除すると元に戻すことはできない)。
すでにPCというジャンルがコモディティ化しているため、特にライトな用途では、商品を選ぶ決め手を探すのが難しいところ。人によっては、家庭向けなんだから使い捨て感覚で安価な機種を選ぶのもアリと思うかもしれない。
しかし、格安スマホを使ったことがある人ならわかると思うが、性能の良し悪しは直接使い勝手に比例するもの。特に、デジタルツールに慣れていない家族が使うことを想定すれば、ストレス軽減のためにも、ある程度の性能や、感覚的な使い勝手にもつながるデザイン性を重視するメリットはあると思う。
その点でいえば、サーフェス・ゴーは「オフィス」搭載分の上乗せがあるとはいえ、価格相応のバリューがあると感じた。まだ試していないが、顔認証によるログインで、環境を切り替えられるのも家族向けとして重宝しそうだ。
そういえば、最近はスマートフォンでも10万円前後の機種が主力だったりするじゃないですか。そこを考えると、家族みんなで使えるサーフェス・ゴーの価格って、意外とお買い得? ともいえちゃうのではないですかね。
文=石田豪