コーデ不要ゆえにエフォートレスなセットアップは、スポーツファッションでも台頭中。オーセンティックなトラックタイプの上下から、スポーツシーンで培った機能素材を使ったジャケパン型までさまざまだ。
そんな今だから、ジャケパンを幅広く自由に楽しむコツを。
■ジャケパンセットアップ
セット使いとりわけ本作のようにストレッチ性のある機能素材を用いたジャケパンセットアップは大注目。マットでシャカシャカした素材感は、見た目にも新鮮だ。ここでは、ボーダーTシャツとヴァンズのスニーカーでストリートに着崩した。
ジャケット使いいつもの白Tシャツ&デニムに、ちょっと1枚羽織ってきちんとしたい。そんなときにシャカシャカ素材のラペルドジャケットは活躍する。イージーな着心地にしてスポーツファッションのエッセンスが加わるのだ。
パンツ使いボトムスは“シャカパン”感覚で捉えればコーディネイトは簡単。スポーティな機能素材からなるクルーネックのトップスで、思いっきりスポーツライクに舵を切るのも面白さ。グッと引き締まって見える黒 × オリーブのミリタリーな配色なら大人っぽさも上々だ。
■ベロアのトラックスーツ
セット使い’70年代の薫り漂うベロアのトラックスーツは、揃いで着るとモード感が漂ってくる。そこにレザースニーカーとサングラスの艶感あるアイテムをプラスすることで、よりファッション性が出てくるのだ。
ジャケット使いクリース入りのスラックスとローファーというエレガンス漂うコーディネイトに、さらりとジャケットを羽織る。シック&レトロスポーティの化学反応で、新たなスポーツミックスを構築することもできるぞ。
パンツ使いアクの強いベロアのトラックパンツも、オールネイビーにすることで、大人の色気が薫り立つスタイルのキーアイテムに。光を吸い込むような上質なハイゲージニットと光を乱反射する艶やかなベロア、こんな対比で遊べたらかなりの上級者。
鈴木 新(go relax E more)=写真 荒木大輔=スタイリング 高草木 剛(VANITES)、吉田太郎=ヘアメイク