ダッドシューズは我々がダッドであるという理由から取り入れるのが難しい。オッサンがオッサンらしい靴を履いたら、よりオッサンに磨きがかかってしまうだけだからだ。
だから、よほどのお洒落上級者でスマートな体型を維持している人でなければ、カラフルでボリュームがありすぎるものは避けたほうが無難である。
オーシャンズが考える大人に似合うダッドシューズは、オールブラックのもの。黒はボリューミーでも締まって見えるし、パンツとの合わせも選ばない我々の強い味方、魔法の色だから。
「アシックス」
アシックスのランニングモデル「ゲルカヤノ25」。あえての野暮ったさもオールブラックなので、そこまで悪目立ちせず、オーシャンズ世代でも違和感なく取り入れられる。
「スケッチャーズ」
スケッチャーズといえば、’90年代のギャル文化を象徴するスニーカー。なんともダサい(褒めてます!!)フォルムとディテールは、回り回って今っぽい。正直、難度は高いが、これまた’90年代っぽいボーダーのポロシャツとチノパンを合わせて、オール’90sで攻めてみよう。
「ナイキ」
’80年代風のエレッセの“シャカパン”に、ボテッとしたフォルムが可愛いナイキの「エア マックス270」を合わせて、スポーツブランドのミックスを楽しむ。トップスはシンプルなユルめのニットを選べば、こなれた雰囲気に見える。
昨今のダッドシューズ人気の筆頭的存在がこの「ナイキ ズーム フライ」。抜群の軽さと歩きやすさが、40歳以上の我々に味方するのだ。
「フィラ」
トレイルランニングシューズとして誕生した「ディスラプター」の最大の特徴はこの厚底。ワントーンならこの異形も自然に楽しめる。