ここ数年、豆の産地だけでなく生産者にもこだわった「シングルオリジンコーヒー」が台頭するなど、コーヒーにおけるトレンドは、クオリティを追求する方向に推移している。それなら家で淹れる一杯も、“本物”を目指したいのが性分というもの。
そこでぜひ検討したいのが、デロンギのコーヒーマシン。しかも最近、全自動シリーズの新型「オーテンティカ」がリリースされ、それがかなりナイスな仕様になっているようだ。
イタリア語で「本物」を意味する「オーテンティカ」は、本場イタリアのコーヒーを自宅でも手軽に楽しめるように開発された全自動コーヒーマシン。デロンギ史上もっともスリムな横幅19.5cmで、日本のキッチンにもすんなりとおさまるサイズが特徴だ。
といっても、世の中にはもっとスリムなのも正直あるとは思う。重要なポイントは、「コーヒーマシンといえばデロンギ」と言われるほど高い評価を得る同社のスペックを凝縮してこのサイズ、というところにある。
デロンギの全自動コーヒーマシンの何がすごいって、まずは本当に“全自動”であること。水や豆の量を計ることから始まり、豆を挽いて、抽出して、カップに注いで、洗浄するまで、これらをすべてやってくれる。直感的な光るアイコンのタッチパネルで、操作も簡単にできる。
そしてもちろん、味のほうも妥協なし。豆の状態から香りを損なわないように均一に挽き、温度・圧力・量などのあらゆる要素に配慮して抽出。しかも、1杯ずつ抽出するから、いつでも香り高い挽きたてのコーヒーを味わえる。その仕上がりは、まさにバリスタの仕事。もはや職人レベルだ。
これ1台でいろいろできるのも良い。本場さながらのエスプレッソ、日本人向けにアレンジされたレギュラーコーヒー、さらにはカフェラテ、カプチーノなど、さまざまなコーヒーメニューを好きな豆で楽しめる。細かいカスタマイズもできるので、ヘタしたら喫茶店よりも自分好みでおいしいと感じるかもしれない。
自動内部洗浄機能のおかげで、メンテナンスも最小限。ふだんは受け皿にたまった豆カスを捨てるだけでOKだ。
そして重要なのが、単純にデザインが格好良いこと。イタリアらしいクリエイティビティを感じさせる、シンプルで美しいルックスは、さまざまなタイプの住空間にすんなりとなじむ。さりげなく置いておくだけで、ちょっと洗練された空間に見える。
本場のイタリアンバール品質をカジュアルに。朝の目覚めや、午後のゆったりした時間、夜の気分転換など、さまざまなシーンに上質感をもたらすデロンギのコーヒーマシン。もちろんそんなに安い買い物ではないが、得られる恩恵を考えると、その価値は十分だ。
[問い合わせ]デロンギ・ジャパン電話番号:0120-804-280www.delonghi.co.jp中山秀明=文