OCEANSとレジャー【ドローンレース編】 Vol.1
ドローンは写真や動画を撮るためだけにあらず。ドローンを使った本格的なレースが世界中で人気なのだとか! どんな醍醐味が? 誰でもできるの!? そのあたりの疑問を解決するシリーズ。第1回目となる今回は、「FPVドローンレース」を紹介しよう。
世界各国で人気急上昇中の新スポーツ、「FPVドローンレース」をご存じだろうか? FPVとは、First Person Viewの略で「一人称視点」を意味する。つまり、ドローンに搭載されたカメラの映像が装着しているゴーグルに映し出され、あたかもコクピットに乗っているかのような臨場感を味わえるドローンレースのこと。
新スポーツと呼ばれるだけあって、その歴史はわずか3年ほど。しかし、今では世界中でレースが開催されるようになり、日本でも小学生から大人まで幅広い年齢層の競技者が増加中だとか。これは、”なにか”をはじめたいと考えている大人たちにぴったりだ。
ドローンの組み立ても操縦も童心に返れる体験だし、体力を使わないからあまりアウトドアが得意ではなくても安心。親子で挑戦すれば子供の楽しそうな姿が目に浮かぶことだろう。
そこで、FPVドローンレーサーの日本初のプロチームに所属するSaqoosha(さくーしゃ)氏にドローンレースの魅力について話を伺った。
プロチームに所属するSaqoosha氏のドローン歴は約1年半
日本初となるドローンレースのプロチーム「RAIDEN RACING」のメンバーで、海外レースにも参戦するSaqoosha氏。プログラミングが生業で、クマの被り物がトレードマーク。世界を相手に戦う彼がFPVドローンレースをはじめたのは、約1年半前のことだそう。
「アメリカで開催されたDRL(ドローン・レーシング・リーグ)の映像を観て、自分もやってみたいと思ってはじめました。それまでドローン自体操作したことがありませんでしたが、迷わずレース用ドローンを購入し、日本各地のレースに出場するようになりました。そして、9月5日・6日に中国の西安市で開催される、X-FLYというリーグのレースではじめて海外大会に挑戦します」。
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