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観光+αの感覚で参加できる、気軽なボランティア活動

とはいえ、まだ年齢も若く、現職に不満もない冨久世さんにとって、いわゆる副業を持つことに対しては、時期尚早という思いもあった。そこで選んだのが、ボランティア活動というわけだ。
「最初は、こういう催しがあるから手伝ってくれない? というように、ごくライトなお誘いだったんです。しかし、実際にイベントや街おこしのお手伝いをしてみると、これまでの仕事や生活では得られなかった経験や出会いがたくさんあって。それから、本格的にボランティア活動に携わるようになったんです」。
現在冨久世さんが参加しているのは、通称「あたみん」と呼ばれる観光ボランティア。リノベーションを軸とする再生型の街おこしについて話し合う「ATAMI2030会議」や、中心市街地活性化を目的としたクラフト&ファーマーズマーケット「海辺のあたみマルシェ」といった、定期開催される大規模なイベントを中心に、来場者の整理誘導やイベントブースの設営・撤収などの手伝いをするためのグループだ。
再生型の街おこしについて話し合う「ATAMI2030会議」。
クラフト&ファーマーズマーケット「海辺のあたみマルシェ」。
「イベント時には、2~30名ほどのボランティアスタッフが集まっています。年齢は30代が中心で、男女比は半々という印象。細かな規則や縛りがあるわけではないので、できるときだけ気軽に参加できる点が魅力ですね」。
こうした大規模なイベントのほか、不定期開催される小規模なワークショップにもスタッフとして参加することも。内容によっては、単なる“お手伝い”にとどまらず、より積極的なかかわりをもつこともあるという。
DIYワークショップの様子。


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