またまたロンハーマンから無視できない別注がリリースされる。今回コラボレーション相手に選んだのは「OAMC(オー・エー・エム・シー)」である。
ご存じない方のために解説すると、OAMCはシュプリームのヘッドデザイナーだったルーク・メイヤーが仲間とともに2014年にスタートした新鋭ブランド。
ワークウェアを現代の技術と感性でアップデートしたコレクションは、ローンチ早々パリのコレットやロサンゼルスのユニオンの目にとまった。ルーク・メイヤーは現在、ジル・サンダーのクリエイティブ・ディレクターとしても活躍する、もっとも脂の乗ったデザイナーのひとりである。
で、肝心の別注モデルとはいうと、これがまた期待を裏切らないデキ。
2018-19FWのランウェイでもとりわけ印象的だったブランケットのグラフィックをOAMCの定番Tシャツに落とし込んだ。バランスも絶妙なグラフィックはドイツの作曲家、ワーグナーが提唱した“Gesamtkunstwerk(=総合芸術)”という言葉である。
ストリートとラグジュアリーの新たな融合を目指すOAMCらしいメッセージだ。
さらに、この週末にはクローズアップイベントを実施するのだが、フラッグシップストアの千駄ヶ谷のほか、名古屋、有楽町でも同時開催される。会期中はこの別注Tシャツに加え、今季の注目アイテムをずらりと揃えるという。
これだけでも力の入れようが伝わってくるが、実際に手に取ってもらえばロンハーマンが熱視線を送る理由もわかるはず。そのあとには、夢中になっている自分がそこにいることに気付くと思うのだ。
[OAMC クローズアップイベント詳細]期間:8月25(土)〜9月2日(日)場所:ロンハーマン千駄ヶ谷、ロンハーマン名古屋、ロンハーマン有楽町
問い合わせ先:ロンハーマン 03-3402-6839 竹川 圭=文