レモンとコーヒーで“味変”ハイボールを楽しむ!
最後に、家庭でできる“味変”として小田さんが教えてくれたのが「シトラスハイボール」と「コーヒーハイボール」。この2種類ともトーキョー ウイスキー ライブラリーで実際に提供している人気カクテルだ。
「無農薬のレモンを使うか、または50度以上のお湯で皮に残った農薬をゆっくりと洗い落としてください。レモンの綿の部分は後々苦味になってしまうので、できるだけレモンの果皮だけをウイスキーに浸けましょう」。
レモンの果皮は最低でも24時間ウイスキーに漬けるといいが、その後も取り出す必要はなし。レモンの爽やかな香りが乗り移ったハイボールは、レモン果汁を入れるハイボールとはまた違い、柑橘の爽やかな香りが立つ一杯に変わる。
そして、コーヒー好きにたまらないのが、ウイスキーにコーヒー豆を直接漬けこんだものを割った「コーヒーハイボール」。これが実にウマい!
コーヒー豆は油分を含むため、12時間程度漬けたあとはフィルターでウイスキーを漉すのがオススメだという。その磨き上げたスキルを惜しげもなく披露し、ハイボール作りのコツを伝授してくれた小田さんに感謝だ!
さぁ、さっそく自宅でバーの味を再現し、暑い夏の夜を楽しもう。
ちなみに、この取材でもっとも感動したのは、「ハニー・オールドファッションド」。お店の超人気メニューで、ライウイスキーにはちみつ、ビターズ、シナモンで味と風味を付け。その美味しさに思わず震えたほど。
小田さんによると、日本ではロック、水割り、ハイボールがウイスキーの定番だが、実は世界的にはウイスキーをカクテルで飲むのがポピュラーなのだという。ウイスキーを使っていろんな割り方を楽しむのも大いにアリだろう。
ちなみに、「
本格焼酎ハイボール」も次のトレンドに浮上する可能性も。あわせてチェックを!
[取材協力]トーキョー ウイスキー ライブラリー03-6434-1163www.tokyo-whisky-library.comぎぎまき=取材・文