ギンギンギラギラの日本の夏に、冷えたビールは欠かせない。美味い一杯として最近は「クラフトビール」が人気だが、選択肢が多すぎてどれを選べばいいのやら。そこで、世界の醸造所からオッサンにオススメのクラフトビールを選抜&プレゼント。みんなでオッサンズ・ベスト・クラフトビールを探そう!
バルト三国の最北・エストニアの首都タリンには、クラウドファンディングで誕生した、いかにも「現代風」なクラフトビール醸造所がある。フィンランド出身のふたりの若者が設立したソリ・ブリューイングがそれだ。
今回は、ソリ・ブリューイングが造るユニークなビールを2種、紹介しよう。
オッサン向けクラフトビール⑥
「コーヒーゴリラ バルチックポーター」&「イエスIPA」
え?目覚めの一杯に最適なビールがある!?
ビールなのに「コーヒーゴリラ バルチックポーター」。ソリ・ブリューイングはこのビールを、コーヒーのように朝の一杯として飲むことを勧めているのだ。
真っ黒なビールに褐色の豊かな泡。ローストしたコーヒーのような香ばしさとともに、適度な酸味が口に広がる。麦芽の香ばしさの中には、微かな甘みもチラホラ。
確かに、味と香りこそ朝に向いているかもしれないが、アルコール度数は7%。朝から飲むのは、やはり特別に羽根を伸ばしたい休日にしたほうが良さそう……?
豊かな味のするグルテンフリーのIPA
かたや「イエスIPA」は、ふんわりとした泡立ちとやや濁りのある褐色に、パイナップルのようなフレーバーが特徴。ひと口飲むと、柑橘のような華やかな香りとともに、コクと苦味が合わさった豊かな風味が広がる。
このビールの最大のポイントは、なんと言っても“グルテンフリー”であること。グルテンアレルギーの人のために特別な方法で醸造したということで、健康ブームの今、ますます注目を集めそうだ。
クラウドファンディングで誕生した醸造所
ソリ・ブリューイングは、フィンランドの2人の若者が設立した。彼らはフィンランドのタンペレ大学が主導する醸造についての勉強会で出会い、数え切れないほどの試飲を重ねたが、彼らの会話はいつも同じ疑問に行き着いた。
「なぜフィンランドでは、世界が求めるような素晴らしいビールを誰も作らないのか?」
そこには制度上の理由がある。フィンランドでは、度数4.7%以上のビールは政府所有の独占企業にしか販売が許されていないのだ。フィンランドにいる限り、外国へ輸出できるような醸造所を設立するのはなかなか難しい。そこで彼らは隣国・エストニアでクラフトビール醸造所を設立することにした。
そして2014年、彼らは1週間で10万ユーロ(約1400万円)、最終的に45万ユーロ(約6300万円)もの資金をクラウドファンディングで集め、メディアの注目を集めながら開業。今ではヨーロッパで高い評価を得ている。
若い2人の自由な発想が生み出すクラフトビール。今回は、「コーヒーゴリラ」と「イエスIPA」を各1本ずつのセットで、抽選で5名様にプレゼント!
応募方法はオーシャンズの公式フェイスブックページに「いいね!」をして、フォームに必要事項を記入するだけ。どしどしご応募を!
オーシャンズ -OCEANS-
さらに、この記事をフェイスブックで「シェア」した人は当選確率2倍! 応募締め切りは8月25日(木)。
さあ、酔い休日のお供を手に入れよう!
※プレゼントの応募期間は終了いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
[問い合わせ]J.L.Sトレーディングhttps://jlstrading.jp 鈴木泰之=写真 林俊成=文