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電子工作だけでなく読解力や問題解決能力も身に付きそう

プロジェクト17あたりになると、いよいよ立体的な回路が登場することになる。

実験ガイドに従って組み立てていくだけとはいえ、パーツ数も増え、さらに立体構造ともなれば、ガイドを読み解くだけでも一苦労。

基盤にあたるプラスチック板の縦横に記載された番号に合わせて、パーツを配置すれば良いのだが……。慣れないうちは意外と番号と違う場所にパーツを配置しがちだったり、そもそも配置すべきパーツの種類を間違っていたりするもんだから、行きつ戻りつ、なかなかスムーズには進んでくれないのである。

特に、基盤を組み合わせて立体構造になっていくあたりから、うっかりミスが激増。

長さが足りなかったり、高さが合わなかったりして上手にパーツ同士が接続できないと、つい「部品がおかしいのでは?」と思ってしまうのだが、そんなときには、自分のパーツ選びや配置が間違っているものなんですよね。「パソコンが壊れた!」というときは、たいてい電源コードが抜けてるだけ、っていうアレと一緒ですな。
この点で言えば、説明書を正しく理解する読解力や、間違いを探り出し、正解にたどり着く問題解決能力を養うのには、かなりちょうど良い教材となってくれるに違いない。


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