仕事でもプライベートでも、気の利いた手土産を持っていきたいシーンはたくさんある。そのための「あんちょこ」を、宮内庁在職経験を持つ中井操さんと作る企画。すべてお取り寄せ可能なので、みなさんぜひ活用を。
江戸時代から続く京都の老舗の宇治抹茶あんみつ
前回ご紹介した
高級緑茶に続き、今回オススメするのも夏に嬉しいお茶シリーズ。京都・伊藤久右衛門の「宇治抹茶あんみつ」は、家庭で食べられるあんみつとしては別格です。
江戸後期、1832年創業の老舗のこだわりは、なんといっても厳選された上質の茶葉。日本三大茶のひとつである宇治茶を石臼で挽き、伝統製法で粉末にした抹茶は深い緑色が特徴です。
弾力ある「抹茶ゼリー」はつるんとした喉ごしが心地よく、「抹茶みつ」は濃厚で、しっかりとした旨味と苦味があんみつ全体を上品に仕上げています。
ほかにも箱の中には寒天とみかん、丹波大納言小豆と白玉が小分けにパックされていますが、説明書も付属しているので盛り付けも簡単。本店では行列ができる人気デザートの味を、ご家庭で堪能できます。
「宇治抹茶あんみつ」の賞味期限はわずか3日で、その理由は、挽きたての抹茶を最適なバランスで色、味、香りを保ち、ご家庭に新鮮な茶房の味を届けられるように考えて作られたから。こうした姿勢からは、老舗としてのプライドがうかがえます。
歴史的猛暑となっている今夏、涼味あふれるワンランク上の冷菓を手土産に、日頃の感謝を伝えてみては?
オーダーは
コチラから。
[問い合わせ]伊藤久右衛門www.itohkyuemon.co.jp/[選者プロフィール]
中井 操(なかいみさお)●宮内庁在職時代と秘書として活躍した経験から、日本が誇るたくさんの逸品を知る。特に秘書時代には「手土産」を用意する機会も多く、常にネタを探していたことも。現在は育児をしながら執筆業やメディアへの企画提案などを行っている。
鈴木泰之=写真 ぎぎまき=文