より高度な学習も可能。知育トイとして長く使える点が大きな魅力!
この「ブロック」モードだけでも、プログラミングの勉強には十分なのだが、さらに“本職”の人たちも利用している「Java Script」(ジャバ・スクリプト)というプログラミング言語にも対応しているのが、スフィロ ミニの凄いところだ。
「ブロック」モードで作成したプログラムをジャバ・スクリプトに置き換えて確認できるほか、最初からジャバ・スクリプトを打ち込んでのプログラムもできる(スマートフォンで入力するのは、いささか大変だけど)。もちろん、こちらも他の人が作成したサンプルを参照できるようになっている。
ここまでくると、完全にプログラマー養成のための教材、といった趣き。何よりも感心してしまったのが、
1)まず、ラジコンとして遊び馴染ませる
2)「ドロー」モードで自動操縦に興味を持たせる
3)「ブロック」モードでプログラミングの初歩を体験
4)さらに興味があればジャバ・スクリプトの基本も
というように、プログラミング教育のステップを見事におさえている点だ。もちろん、子供が自力でジャバ・スクリプトにまでたどり着くには数年くらいの時間がかかるだろうが、逆に言えば、それだけ長い間楽しめる“教材”になっているということ。6000円強という価格を考えれば、ビックリするほどお買い得! としか言いようがない。
繰り返しになるが、そもそもボール型ラジコンとしての楽しさだけでも、価格以上の価値がある、このスフィロ ミニ。実際、偉そうに絶賛しつつも、いまだにラジコン遊びだけで夢中になりすぎて、肝心のプログラミングまで、ほとんどたどり着けていなかったりして……。というわけで、大人だけで楽しむホビーとしても、こればっかりは「買い」ですぞー。
[取材協力/問い合わせ先]
ソフトバンク C&S(ソフトバンクセレクション)
www.softbankselection.jp/文=石井玉郎