スニーカーや古着だけじゃなく、クラブカルチャーやトレンディドラマなどなど。やっぱり背景に1990年代カルチャーが見え隠れすると、どうにも食指が動く。
ブームと言われて久しい昨今。落ち着いてきたかと思いきや、その熱はまだまだ冷めることはなさそうだ。
クラブ世代納得のグッド・サンプリング!
クラブやストリートにとどまらず、ヒットチャートも賑わすなど、ヒップホップがメジャーに躍り出た1980〜’90年代。OC世代の青春期であるだけに、ドップリとMCハマーって、いや、ハマってクラブ通いした読者も多いのでは。
’64年生まれのディースクエアードのデザイナー、ディーン&ダンもご多分に漏れずで、そのサウンドの神髄たるサンプリングのごとく、ヒップホップへのオマージュを感じるオールドスクールなアイテムを発表。
ゴールドのスパンコール使いのTシャツしかり、カンゴールとのコラボによるフェイクファーハンチングしかり、元ネタを巧みに取り入れた姿は、グッとフィーリングに訴えかけるグッド・サンプリング。チェケラ!
国境を越え愛される!? あのトレンディドラマへのオマージュT
タイポグラフィやロゴTが再びトレンドとなっている昨今の中でも、オッサン心を射抜く最高に“トレンディ”な1枚を発見!
そう、’90年代、あの日(毎週月曜)、あのとき(夜9時)、あの場所(テレビの前)で、俺たちを釘付けにした名作ドラマへのオマージュである。
あの国民的ヒット作は海を越え、こちらのNYブランドのデザイナーも胸をトキめかせた大ファンだという。
懐かしくも甘酸っぱい、だけど見た目はというと文字の配置も洒落ていて、ややビッグシルエットの肉厚ボディも実に今どき。隅から隅までトレンディな逸品に思わずキュン♡とするでしょ?
OC世代ならきっと誰もが懐かしむこのアイテムたち。とはいえ、古臭さは微塵も感じない。そのバランス感に脱帽。
清水健吾=写真