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Step2:「フライシート」をかぶせる


続いては、フライシートを被せる作業。ここで、前室の空間をつくるための「フロントポール」が登場。


フロントポールを伸ばし、インナーテント正面のコーナーから20cmくらい奥にあるエンドピンに差し込む。さらに、インナーテント正面の両端にあるフックを、ポールに引っ掛けて固定する。

そして、「せーの」という掛け声とともに、フライシートをガバッと被せる。
「ポイントは風向きに逆らうこと。フライシートの端を持ち、風下から風上に向かって一気にかけていくと、ふわっと被せることができます」。

フライシートの四隅にあるフックを、インナーテントについている「Dリング」へと結合。最後に、フライシートの内側についている「面ファスナーテープ」をポールに巻きつけて固定しよう。
 

Step3: ペグを打ち込み、テントを地面に固定する


仮止めしていたペグをしっかりと打ち込んだら、完成! 美しいドーム型の家に惚れ惚れする。
 
それにしても、親子の連携は巧みだった。時に相談し合い、時にどちらともなく「せーの」とタイミングを合わせる。隆司さんはもとより、結菜ちゃんのテキパキとした手際にも舌を巻いた。
「いつも娘と一緒にテントを設営してますからね。親だからといって、僕ひとりで“建ててあげる”ことはない。子供ってね、大人の想像よりずっとデキるんですよ。ぐんぐん技術を覚えていく。テントの設営は、子供の成長を感じられるキャンプの楽しさの一部なんです」。
難しそうなイメージだったが、順を追って教えてもらうと構造は至ってシンプル。どうやらテントの設営に、物怖じする必要はないようだ。やがて“阿吽の呼吸”を身につける頃には、子供の成長した姿に目を細めていることだろう。
 
【取材協力】
コールマン ジャパン
www.coleman.co.jp/
佐藤宇紘=取材・文
澤田聖司=撮影


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