Step1: 居住空間である「インナーテント」を建てる
「まずは設営したい場所にテントを広げましょう。ロゴのある側がフロントです」。
設営場所は、フリーサイトなどで選べる環境であれば、木の下などの日陰を選びたい。水はけもいいし、直射日光から身を守ることもできる。
ただし、一本だけポツンと立っいるような木は、落雷のリスクに備えて避けておこう。
この日は強風だったため、本来なら“仕上げ”であるはずのペグ打ちを先に行うようだ。といっても、しっかりと根深く打ち込むのではなく、簡易的にとどめる。
「風の強い日は、設営中にテントが飛ばされてしまう可能性もある。四隅に軽くペグを打ち、テントを地面に“仮止め”します」。
続いて、テントの「スリーブ」と呼ばれる穴にポールを通す。2本のポールをクロスするように入れる場合が多いが、テントのタイプによっては本数も変わる。
「ポールは基本的に折り畳み式ですが、全て伸ばすとかなり長く、気をつけないと周囲の参加者のサイトにぶつかってしまう。伸ばしてから差し込むのではなく、差し込みながら伸ばしましょう」。
四隅のポールの片側の先端に、テントの角についている「エンドピン」を差し込む。
ポールを押し込んでいくだけで、テントがムクムクと立ち上がってきた。長かったポールが湾曲し、室内の空間を作り出す仕組み。
「ポイントは、ポールを押し込むときに、テントのコーナーにあるループを足でおさえることと、スリーブの入り口を持ってあげること。すると生地がバタつかないので、スムーズに立ち上がります」。
テントについているフックを全てポールに引っ掛け、しっかりと固定。これでインナーテントの設営は完了だ。
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