フランス本国を除き、世界で3番目のシャンパン消費量を誇るここ日本には、選りすぐりの美味しい銘柄が次から次にやってくる。
独特な色味とフルーティな風味が特徴のロゼ。今楽しめる最旬の新顔&話題のシャンパンを、フードペアリングのツボと合わせ、一挙ご紹介。これを押さえるだけで、あなたは“泡ツウ”!
太陽の年に生み出された
肉感的でパワフルなロゼ
MOËT & CHANDON GRAND VINTAGE ROSE 2009
モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ ロゼ 2009グラン ヴィンテージ ロゼの最新ヴィンテージとなる2009年は、ブドウの熟度がすこぶる高かった年。ロゼには最適なヴィンテージで、肉感的、かつ味わい深いシャンパンに仕上がった。
このパワフルなロゼに合わせるなら、仔羊のロースト。ジューシーな肉質にぴったり調和する。
巨匠・藤田嗣治の名を冠した
鴨肉とも相性の良い高級ロゼ
MAISON MUMM RSRV ROSE FOUJITA
メゾン・マム RSRV ロゼ・フジタ今年没後50周年を迎えた画家のレオナール・フジタこと藤田嗣治。その藤田と深いつながりを持つマムが、新たなロゼをリリース。特級畑のブドウのみ使用し、4年熟成させた複雑な味わい。血の滴る鴨肉をも迎え撃つ。
生誕50周年を迎えた
革新的なロゼシャンパン
LAURENT PERRIER CUVEE ROSE BRUT
ローラン・ペリエ ロゼ数々のイノベーティブなシャンパンを生み出してきたローラン・ペリエが、ロゼを世に送り出したのは、今から50年前の1968年。当時は珍しいマセラシオン(果皮浸漬)によるロゼだった。
バスケットに詰めた赤いフルーツの芳醇な香り。ラズベリーやチェリーのコンポートなどデザートにだって合っちゃう。
美味い! を引き出す“相棒メシ”は何だ?
ロゼのシャンパンペアリングガイド
サーモンピンクの色調が美しいロゼシャンパン。実は2種類の製法があり、ひとつは白ワインと赤ワインのブレンド、もうひとつは黒ブドウの果皮を短時間漬け込むマセラシオン。後者のほうがレア。赤身肉との相性も良く、赤い果実を使ったデザートにも合う。
相性のいい料理
柑橘でマリネしたマグロのタルタル
青首鴨のグリル、ピンクペッパー風味
赤いフルーツのコンポート
渡辺修身、川崎一真(SIGNO)=写真