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2018.07.11

あそぶ

オーシャンスポーツの最重要人物・ピーター・カブリナがマウイ島に住む理由

マウイ島には世界中から海に魅せられた人たちがいつも集っている。新しい遊びへの開拓精神旺盛なマウイの人々、その中核となるアスリート、インダストリーを支える人々にマウイの魅力を聞いてみた。

ウォーターマン/カブリナオーナー
Peter Cabrinha(ピーター・カブリナ)

ウインドサーフィンの黎明期からマウイに住む。サーフボードにフットスラップを付け、マリンジェットでのトウインサーフィンでジョーズの波を攻めたメンバーのひとり。
 

まずはやってみよう! それがマウイの素晴らしいカルチャー

ウインドサーフィンの黎明期からマウイに住み、トウインサーフィンでジョーズの波を攻めた初代メンバーのひとり。カイトサーフブランド、カブリナのオーナーであり、「ビラボンXXLグローバル・ビッグウェーブ・アワード」を受賞したこともあるリアルウォーターマンだ。
「マウイでなぜ次から次へと新しい遊びが生まれていくかというと、そこにはやはりウインドサーファーたちのメンタリティがあるからだと思う。
例えばビッグウェーブで波乗りをするためにサーフボードにフットストラップを付けたとき、周りのサーファーはそれはサーフィンじゃないって口を揃えて言っていた。
非常識なことかもしれないけど、マウイの人々にとってみればいたって普通なこと。マウイで新しい遊びが生まれると、この島の人たちは認めることから始めるんだ。『OK! まずはやってみよう』って」。
こんな気持ちを持っている人たちがひとり、またひとりと、まるで核分裂のように広がり、マウイだけでなく世界中に広がっていく。

「マウイじゃなかったらこうはならないんじゃないかな。遊びに対しての感度が高い人々の中で育った子供たちは既になんの抵抗もなく新しい遊びを受け入れる。そして新たな遊び方を発見していく。カイ・レニーを見ればわかるだろう?」。
ハードな海でチャージし続けてきてピーターが今夢中になっているのが、やはりフォイルサーフィンだ。

「なんでここまでフォイルサーフィンにハマっているかだって? それは自分でもわからないくらい夢中になってしまってるんだ。
ただひとつ言えることは、このフォイルサーフィンもマウイの人々の新しいものを常にクリエイトしていく開拓精神の産物で、これがサーフィンの固定観念を変えてしまうくらいインパクトのある遊びだってこと。
僕が今まで来たこともないスモールウェーブポイントに朝の6時から来ているのを見ればどれだけ楽しいかってわかるだろう?」。
 
Thomas Servais=写真 岡崎友子=コーディネイト 阿出川 潤=編集・文


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