操作の簡単さはもちろん、プログラミングの楽しさを知るのにも最適操作の基本やノードの使い方を理解するための、解説つきのサンプルプログラムもいくつか用意されている。パッケージに含まれている、サンプルプログラム用の段ボールパーツを組み合わせれば、さらに「Nintendo Labo」らしい“遊び”をプログラミングとともに楽しめるわけだ。
以上が、「Nintendo Labo」のプログラミング機能となる「Toy-Conガレージ」の概要だ。ノードの配置や線でつなぐ操作がちょっと繊細になっていることもあり、小さなお子さんがひとりで遊ぶには、やや難しめな印象だが、そもそも「Toy-Conガレージ」は、比較的年齢の高い子供や、親子で一緒に楽しむもの、という位置づけなのかもしれない。
今回は、40代男子がひとりでチャレンジしてみたわけだが、ごく初歩的なプログラムを組むだけでも、想像以上にプログラミングの楽しさを体験できた。「バイク」のキットを作ったとき(
過去記事「“任天堂育ち”は絶対ハマる! 大人のためのNintendo Labo入門」)にも強く感じたが、とにかくガイド機能が良くできているので、プログラミングの場合も、子供と一緒でも要領よく教えたり、一緒に学んだりできるはずだ。
プログラミング教材となる知育系ガジェットは、ほかにも多数登場しているが、長年にわたり子供たちの“遊び”と向き合ってきた任天堂による「Nintendo Labo」は、クオリティの高さや楽しさの面でもやはり一歩抜きんでた「真打」といったところか。
何を隠そう、ここまでのチャレンジで、すでに「次はどんなプログラムをつくってみようかな」という意欲が、グングンと滾りまくっているほど。という次第で、次回は「Toy-Conガレージ」の真骨頂が伝わるような、一歩進んだプログラミング&工作に挑戦します!
文=石井敏治郎