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完成した「バイク」は予想以上にリアル。しくみが「わかる」機能もうれしい

そして、ガイドの予告通り、だいたい90分くらいで「バイク」の“本体”が完成。これにSwitch本体やジョイコンを装着すれば準備完了だ。

パーツの設計がしっかりしているから、といえばそれまでなのだが、緩すぎずキツすぎず、Switch本体やジョイコンがピッタリとおさまるのにも地味に感動。いやぁ、ホントよくできてるんですわ。


Switch本体やジョイコンをセットした「バイク」の“完成品”がこちら。

思っていたよりもサイズは大きめで、大人の膝に乗せるとポケバイくらいの感覚といったところか。子供だったら、いわゆる「まるで本物!」な実感が得られるのかもしれない。ここら辺も、よく考えて設計されてるんだろうなぁ。

組み立てているときには、夢中すぎて気が付かなかったのだが、あらためて見るとエンジンの始動スイッチやブレーキも完備。膝に乗せてハンドルを握った感覚も、意外とリアルだ。

実際の操縦感覚も、体を傾けながら左右に曲がる挙動の再現を含めて、かなりリアル。こんなに多彩で微妙な動きを、段ボール工作からSwitch本体やジョイコンへ、どのように伝えているのだろう?? と疑問に備え、ちゃんとそのしくみを丁寧に解説してくれる「わかる」というコーナーも用意されているのだった。

ただ「作ってみた→遊んで楽しかった」で、終わらないようになっているのは、知育の面でも重要な魅力。もちろん大人にとっても、仕組みが理解できるのはうれしいし、その上であらためて「そんな仕組みを、段ボールで実現しちゃうなんて任天堂マジ半端ないって!!」と感動できるので、各キットの完成後は、ぜひ「わかる」もチェックしてほしい。

こんな感じで、話題の「Nintendo Labo」を体験してみたわけだが。パッケージにも記載されているが、ひとりで遊ぶなら10歳以上(親子で遊ぶなら6歳以上)という対象年齢からもわかるように、その難易度は大人にとっても、まぁまぁなレベル。感覚的には、簡単なプラモデルを完成させるくらいの大変さがあった。
それだけに、完成時の充実感はかなりなもの。なにしろ、自分でつくった段ボール工作で、リアルなゲームができるのである。正直、子供と一緒に遊ぶ前に、まずは自分だけで愉しんでみたくなるのは間違いなし。あらかじめ「Nintendo Labo」のサイトで別売りされている段ボールのパーツセットを、自分用に購入しておくのも良いかもしれない。
こうした、難易度の高い工作でも楽しくサクサクと完成できるのは、ひとえに「動くマニュアル」のお陰であることは、文中でも再三にわたり触れたとおり。極論すれば、この「動くマニュアル」こそ「Nintendo Labo」のキモなのである。
しかしその一方で、「動くマニュアル」がなければ……というか、その指示をひとつでも見逃したら完成しないかも?? という妙な緊張感をおぼえてしまったのは、なんでもかんでも、まずはマニュアルを読まず、いきなり触りだしてしまう(そして途方に暮れがちな)筆者の性格が問題なのか……。
ヘンな話だが、小さいうちから「やっぱマニュアルって大事!!」というリテラシー教育(?)に役立つという点でも、この「Nintendo Labo」を強くオススメしたい、と思った次第なのであった。
文=石井敏治郎



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