仕事でもプライベートでも、気の利いた手土産を持っていきたいシーンはたくさんある。そのための「あんちょこ」を、宮内庁在職経験を持つ中井 操さんと作る企画。すべてお取り寄せ可能なので、みなさんぜひ活用を。
おやつにも食事代わりにもなる、夏休みの家庭に美味しい助っ人
子供たちが指折り数えて待つ夏休みも、もう間もなく。3度の食事を作る親(主に母親)にとってはキッチンで格闘する日々の始まりです。
そんな賑やかファミリーに渡す手土産は、おやつにもご飯代わりにもなる一品が喜ばれることでしょう。今回は長崎県にある、角煮家こじまの「角煮まん」と「角煮そぼろまんじゅう」を紹介します。
長崎の郷土料理、「卓袱(しっぽく)」。鎖国時代に唯一の貿易港として異国文化を受け入れてきた土地には、中国式の宴会スタイルを取り入れたおもてなし料理が広まりました。その卓袱料理のひとつだった豚の角煮を食べやすくしたのが角煮まんで、近年では長崎の名物グルメにもなっています。
なかでも、こじまの「角煮まん」は有名で、良質な豚の皮付き三枚肉を使用。コラーゲンもたっぷりで、食感はぷるぷる。秘伝のタレで煮込んだ味わいは濃厚ですが、2度の油抜きでしつこさがありません。
その美味しさを、ふんわりと包み込む饅頭のもっちりとした生地がさらに引き立てます。保存料や化学調味料を使っていないというのも昔ながらのこだわりです。
こじまの看板メニューは「角煮まん」だけではありません。脂身が苦手な人には「角煮そぼろまんじゅう」が人気です。
こちらは、刻んだ角煮と玉ねぎを混ぜた餡を饅頭で包み込んで蒸し上げた一品で、噛めば噛むほど角煮と玉ねぎの旨み・甘みが口いっぱいに広がります。角煮饅頭を売る店は数あれど「角煮そぼろまんじゅう」は珍しく、そういう意味でも喜んでもらえるはず。
食べ盛りの子供のおやつとしてはもちろん、「今日の夕飯はちょっと楽したいな」という母親の助っ人にもなってくれるこの「角煮まん」と「角煮そぼろまんじゅう」。子供の友達ファミリーなど、ワンパク盛りがいる家族への手土産に喜ばれること間違いなしです。
ちなみにコチラ、お中元やお歳暮といった季節のご挨拶にもオススメ。現在であれば、「お中元スペシャル」として送料無料や早期割引といった特典も用意していますよ。
オーダーは
コチラから。
[問い合わせ]角煮家こじま 本社工場売店長崎県長崎市田中町279-1095-833-0088www.kakuniya.jp [選者プロフィール]
中井 操(なかいみさお)●宮内庁在職時代と秘書として活躍した経験から、日本が誇るたくさんの逸品を知る。特に秘書時代には「手土産」を用意する機会も多く、常にネタを探していたことも。現在は育児をしながら執筆業やメディアへの企画提案などを行っている。
鈴木泰之=写真 ぎぎまき=文